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    • 2019.06.21 Friday
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    社会福祉法人では学べなかったこと

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      JUGEMテーマ:仕事とは

       

       社会福祉法人で25年以上も障がい者福祉に従事し、50歳近くになり幾つか腑に落ちず、それが壁となり残された人生は当事者のニーズに向き合おうと決意し、周囲の反対を押し切り転職しました。腑に落ちなかった事とは、施設入所者は制度が変わり授産活動から生活介護に切り替わり、あなた方は入所者だから大変な思いをして働かなくとも良いですよと、仕事と僅かながらの工賃も無くなりました。重度の障がいを持っている方ばかりがという訳でもないのに、どうして仕事をさせてくれないの。工賃をもらいたい。と切なる願いに返答が出来ず辛かった事を思い出します。また行政と同じ体質で、せっかく積み上げてきた専門的なスキルや関係機関とのネットワークも人事異動、配置転換となし崩しにされた事は、職員として残念でした。

       

       株式会社は営利団体だからとダークなイメージを持たれる方が多いと思います。それは福祉ビジネスや貧困ビジネスの目的で利用者さえ集まれば給付費を貰えると囲い込み、本来のサービスには興味がなく、社会福祉法人やNPO法人のお仕事ごっこを真似している事業所が多いことを残念に思います。

       

       本来の目的が大切ではないでしょうか。


       質の高い就労支援を通して、利用者が一般就労、高収入、高工賃という目標を達成する事を含めたものが本当の意味の営利であり、本来の目的です。社会福祉法人と違い株式会社は課税が有り、逆に殆ど助成金は有りません。ハングリーだからこそ経営者やスタッフの工夫や発想が努力と経験となり実践に活かされるのだと気づかされました。無限のアイディアにより、既存には無かったサービスとして提供できるのです。

       

       事業所として、サービスを必要とする障がい者に選ばれるかが評価になります。

       

       NESTは利用者の一般就労を実現し、そして給与や工賃の向上では大きな実績を上げ続けています。これは長きに渡って障がい者雇用に取り組んできた企業だから成せる業だと、入社時より驚かされる事ばかりです。徹底した生産管理、個々に視点を合わせた職業教育、ルールマナーをはじめとした社会性の育成と福祉事業所の枠を超えた独立した生産集団を構築しています。

       

       現在70名の方々にNESTを選んでいただき利用契約を結んでいますが、良質なサービスを維持し続ける為には、支援員が仕事の調達、品質管理、納期の遵守と大きな責務を遂行しなければなりません。社会福祉法人では経験させてもらえなかった数的実績は、日々の積み上げがあってこそ、私にとっての「学びそびれ」改めてNESTで学ばさせていただいています。

      三浦 豊

       

       


      わが身の生きづらさを知った

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         3月末に自宅にて転倒し、救急搬送され左脚腓骨骨折と足首の靭帯損傷。

        入院や手術は免れたものの半月は自宅にて安静、年度末と新年度を迎えて一番忙しい時期、3日間は高熱と痛みで動けない。

         

         受傷して気づかされた、車椅子、松葉杖、四つん這いでの移動の困難さと恐怖。

        当初の外出は娘が車椅子を押してくれたが、至る所に段差や傾斜が有り、尻や腰に振動が伝わる。座位なので目線が低くなり、買い物客のカゴやバッグが顔面近くを通過するので恐怖を感じる場面が何度も。

         松葉杖は脇の下に重心を掛けるので長時間は移動が厳しく、段差や傾斜、ちょっとした小石で バランスを崩し何度も倒れそうに。家の中では一番安全な四つん這い(ハイハイ)で移動していて、家庭内のチョッとした物が障壁。揃えて置かれたスリッパ、電気コードと日頃は全く意識しない物が立塞がる。重心を掛ける膝が痛くなり、身体中が筋肉痛。可能な限り脚を心臓の位置よりも高くしていなければならず、入浴で浴槽に浸かれない。トイレまでの移動が非常に辛く、水分摂取も控える。

         

         約1ヶ月でようやくギブスからシーネになり、踵を付いての杖歩行が出来るようになり、リハビリもスタート。

         

         今回の怪我が生活における歩行の有難みと歩行困難な方の生きづらさ、身を持って知ることが出来た。

        利用者や同僚職員から励ましの声を掛けられ移動の際もスペースを空けてくれ、ドアの開閉や荷物の移動も手伝ってもらったことは、身体だけでなく心の温かさに触れた貴重な体験となった。

         

         この体験を活かし、心の底から皆さんへ恩返しをしたいと思った。

         

        三浦 豊


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