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    • 2019.06.21 Friday
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    ちいさな一歩

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      JUGEMテーマ:軽度発達障害児

       

      ある日の作業後、帰宅するまでの時間を
      のんびり過ごしていたKさんが、
      「そうだった、やるんだった」と
      職員に聞こえるか聞こえないくらいの声を発して席を立ち
      保管箱のもとへ。

      自分のものを手にすると、チラッと職員の視線を確認し、
      席に戻ると、徐に書き出しました。
      それは、毎日の利用時間 (9:00〜16:00 等)を
      書き入れる実績記録票。
      月末に当月分の利用日を確認して押印しますが、
      毎日分が記入できていないと、全通所日をタイムカード片手に
      まとめて記入しなければいけません。

       

      帰りのバスや電車、送迎車乗車時間に余裕のない方は、
      次の日の朝や昼休憩時に記入をするなど、
      それぞれ自分の行動スタイルに合わせて
      空いている時間を利用して書き入れています。

       

      これまで、帰宅前の声掛け、周囲の方々からの声掛けにも
      動じず、反応せず・・のKさんに、
      少し前より、朝にも声掛けを行っています。
      誰よりも通所の早いKさんにとって、朝はとっても長いのです。
      職員や他の利用者さんと朝のお喋りを楽しみながら、
      長い朝の待ち時間を過ごします。
      そのお喋りの流れの中、職員と一緒に確認し記入
      というところから始めました。
      朝は、職員も送迎や作業準備などがあり、
      必ず決まった時間に決まった職員が声掛け
      とはいかず、ゆるい感じで行っています。
      書けていないことは何も言わず、指摘しません。
      ですが、書くことのできた日は
      ちょっと大袈裟ですが、大きく褒めます。
      それが良かったのか・・悪かったのか・・
      わかりませんが、ある日の作業後、自らの行動に繋がりました。
      ちょっと先に進んだ気がした出来事です。

       

      結果はまだわかりません。
      今日の帰りは残念ながら、行動はありませんでした。
      明朝、また声掛けを行います。
      その繰り返しで先に繋がって行けばよいなと思っています。

       

                                                                       朱音の銀子

       


      言霊

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        JUGEMテーマ:軽度発達障害児

         

          

         会話や文章を書く時など様々な場面で言葉を使っていると思います。

        古代の日本人は、言葉には霊が宿っており、その霊の持つ力がはたらいて、

        言葉に表すことが現実に実現すると考えていたそうです。

        これを言霊(ことだま)と言い、この言葉は万葉集の中にも出てきます。

         

         この万葉集について「万葉の人々」という本を書いた犬養孝さんという方が著書の中で、

        「言霊とは言葉には霊魂が宿っており不思議な力がある。

        霊魂信仰とは、言葉には霊魂があり、命がある。だから良い言葉を言えば良い

        事が実現し、悪い言葉を言えば悪いことが実現するという信仰と言ったらいいのです」と記しています。

         

         私も最近になって、良い言葉を言う(使う)ことで良い影響があり、

        悪い言葉を言う(使う)ことで悪い影響があると思い始めています。

         

         今思えば、これまで不平不満、愚痴、泣き言、悪口、心配する言葉などの否定的な言葉を常日頃頻繁に使っていました。

        特に今年に入り交通事故を初めとして、良くない出来事が続いていたこともあってか、否定的な言葉を使うことが多かったです。

         

         もしかしたら否定的な言葉を使うことが多いために、それが良くない出来事を引き起こしているかもしれないと考えました。

        そこで悪い言葉を使うことを少しずつ減らし、出来るだけ良い言葉を使うよう

        意識して実践してみると心なしか良くない出来事が減り、良い事が増えたように感じます。

          

         私は、支援員として利用者の方に対して日々の作業支援をしていますが、

        作業中の言葉の使い方によっては、利用者の方のやる気や能力の向上にも影響を与えているのだと考えてみました。

        今後、支援するにあたり魂のこもった言葉を使い、言葉の持つ力を生かす努力をします。

                                                    杉山直之

         


        学びそびれ 〜 「できた」を体験し、実感する

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          JUGEMテーマ:軽度発達障害児

           

           

          NESTには、支援学校等を卒業してそのままNESTの移行支援もしくは
          就労継続B型を利用され始める方が毎年2〜3人いらっしゃいます。
          学校を卒業されたばかりの方は、利用開始当初は周りの様子が気になって
          集中出来なかったり、長い時間同じ事や中々うまくできないことに
          取り組むことが難しかったりすることがあります。
          集中力・忍耐力の部分であり、内面の成長が必要な部分です。

           

          ただ、内面が成長するために必要なことは、本人の気の持ちようだけではありません。
          視覚などの刺激を減らし集中しやすい環境の中で作業を行い
          「集中できること」を実感すること、
          時間をかけて取り組むことで「できないこと」を「できること」に変え、
          「成長できること」を実感することで、
          できたこと、できるようになった「経験」と「自信」が
          それぞれの気持ちの変化に繋がっていきます。

           

          作業場、作業種類が増えたことで、ひとりの職員が
          ひとりの利用者の方の成長を直接長く見つめる機会は減りました。
          逆にだからこそ、久しぶりに作業支援を担当した時や
          新しい作業の説明をする時などは成長を感じることがあります。

           

          新卒の方も含め、若い方は元々の「経験」自体が少ないので、

          時間が掛かっても、ふとした瞬間に大きな成長を感じることがあります。

           

          できないことは目につきやすく、できるようになってほしいがために
          つい口にしてしまいがちです。
          けれど、できるようになったことは、いつの間にかできて当たり前のことになり、
          できていることを評価して伝えることをしなくなってしまうことがあります。
          本来は「できて当たり前」なようなことでもできなかったことがあったこと、
          それを「できるように成長したこと」を感じた時には特に、
          「できるようになったこと」を改めて伝えるようにしています。
          そうすることで、また次の新しいこと、まだできないことに挑戦する
          前向きさに繋げていけたらと思っています。

                                             中村

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           


          人として企業人として

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            「すみません。何かおかしいです!!

            Kさんの所に行くと 差し出されたステーキガード。

            何がおかしいのだろう?と思い見てみると

            ボンドで貼った跡と剥がした跡がありました。 

             

            「貼っていたら貼り合わせがズレたので

            自分で剥がしてみました。」と報告。

             

            1度貼った物を無理やり剥がしたため

            破けてしまっていたのです。

             

            ステーキガード作業は1枚の紙の端を折り

            ボンドをつけて貼り合わせます。

            紙で出来ている為 丁寧に扱わないと

            敗れてしまったり シワがついてしまい

            NG品となってしまいます。

            もちろん 貼り合わせがズレたらNGです。

             

            その為 Kさんには 今まで何度も自分で

            張り直しをしないよう伝えてきたのです。  

             

             1、自分で剥がさない

             2、ミスと思った時に報告

            この2つの約束をしてあります。

             

            「報連相」社会に出るとよく聞く言葉です。

            NESTにも「報連相と気づき」という朝礼資料があり、

            毎朝朝礼時に利用者さんと大きな声で読み合わせをしています

             

            例え理解出来ていても

            伝えるタイミングがわからない。

            伝えても ミスだから怒られるかも?

            そんな考えもあるのでしょうか?

             

            ここに通所されて来る方達の中には

            コミュニケーションの取り方がわからない。

            大勢の人の中だと緊張してしまう。

            そんな方たちが多く作業していています。

             

             

             

             

            野球に例えると 

            ピッチャーだけ鍛えてキャッチャーは素人同然…

            片側だけが頑張っていても意味がありません。

            受け取る側も きちんと受取り投げ返すことも必要です。

            お互い 上手にキャッチボール出来ると良いですね。

             

            NESTの職員として 報連相を育て

            互いに成長していきたいと願います。

             

                                             p・もんじゅうろう


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