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    • 2019.06.21 Friday
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    お花見フェスタ

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      平成2842日に、富士宮浅間大社にて『お花見フェスタ』を開催しました。
      イベントが大好きな私は『お花見』と言うだけで嬉しかったですが、職員や利用者の皆さんと一緒に楽しめるという事で喜びもひとしおでした。
      NESTでは、個々の目標に合わせ、就労に近い環境において日々訓練にとりくんでいただいているので、職員や利用者さん同士の交流は久しぶりでした。
       
      事前にお知らせをした際の利用者さんの反応もそれぞれで、初めから楽しみにされていた利用者さんもいれば、『杖だから行けない』と思いこまれ、それでも『車いすで行けば大丈夫かな?』と前向きな考えを示し実際に参加して下さったAさん。
      『参加したくない。』と尻込みをしていたBさんはAさんも車いすで参加することを知り、楽しみにしてくれるようになりました。
      いつもは、集団行動が苦手なCさんが、実は行事は好きな事を知る機会にもなりました。
      『人が大勢いたり、知らない所へ行くと固まっちゃって石になっちゃう』が口癖のDさんも楽しそうに参加でき一緒に桜を見て『綺麗だねー』と満面の笑みを浮かべていました。
      豪勢な花見弁当を見て『こんなに食べられないよー』と言いながらも、いつもよりしっかりと食べ、ほとんどの方が完食していました。
       
      綺麗な桜の花のもとで、挙式が行われており『おめでとうございます。』と花嫁さんを皆で祝福しました。
      近くにある図書館も訪れたのですが、初めて行かれた方もいて、本が多いことに感動していました。
      湧玉池で自然を感じ、沢山の鱒と鳩を観察していると、最初は生きものが苦手と言っていたEさんですが『鳩は雄と雌ってどう違うのですか?』と疑問に思ったようで、『確か綺麗な方が雄だとは思うけれど?』とスマホで調べ、一緒に確認しました。鳩は体が大きくて綺麗な方が雄で小さな方が雌だということで、よく観察するとモテモテの雌がいて面白い光景でした。
       
       普段拝見出来ない利用者さんの表情を見る事が出来、また知らなかった一面を多くの利用者さんが持たれている事を知る機会にもなり、ただ楽しいだけでは無い有意義なお花見となりました。
       
       幾つかのグループに分かれてブルーシートを広げて団らんしたのですが、中にはお酒を持ち込まれた利用者さんがいて、これには少々驚かされました。
      通常のお花見でしたらお酒を飲まれる方もいて当然かと思いますが、これまでの利用者さんにおいてそのような表れも無く、全く想定しておりませんでした。
      様々な障がいを追われた方がいらっしゃいますから、事前にお知らせすることの必要性を感じました。
      お酒を飲めない方、好きだけど医師や家族に制限されている方等、いろいろな方がおられます。
      お金の使い方や価値観また優先順位などに判断力を持たずに欲しいものや買いたい物などを考えなしに買ってしまう方もなかには見受けられます。以前、お酒を優先してしまいお米が買えなかったり家賃が払えなかったり電気料金を滞納してしまった方も居られました。利用者さんの幸せを考えると、お金の使い方や価値観から教えていく事も必要な事で、この事が疎かにされる事で貧困や犯罪へと関連していく可能性も心配なことです。
       今回もまた、たくさんの学びの機会を与えてくれたイベントとなりました。

      臼井敬子


      JUGEMテーマ:軽度発達障害児
       
      鳩と桜
      銅像
      お弁当

      福祉とは?

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        JUGEMテーマ:軽度発達障害児

        施設の考えとして、利用者をいかに成長させるか、そのためにはどんな方法があるのかを考えたとき、利用者のライフサイクルから見て、やはり作業が一番だろう。

        地域性もあるが、自主生産が良いとか下請生産が良いとかはその施設の立地条件に左右されるが、たまたま自動車の生産が盛んな地域だったので下請生産の取り組んだ。


        作業を通じて利用者の成長(社会性や人間関係、仕事をこなす能力等の向上)に積極的に係わることを職員に説明し、

        また、利用者にとって毎日の生活リズムをこわさないで生活することがどんなに大切か、そのためにはどう仕事量を確保するかを説明していったとき、

        当然企業との信頼関係を築く必要があるので、納期と品質にはこだわるようになりました。

        頼まれれば多少無理をしてでも協力もしてきました。


        バブル崩壊後の一時期、仕事量が減って、何をやろうかと悩んだ時期、利用者が生活リズムの変化により不安に陥った経験を新しい職員に伝えてきた、

        現在取引をしている企業では、少ないので、もし不具合品を出して仕事を引き上げられてしまったら、存在その物がなくなってしまうという危機感を常に訴えてきました。


        このように作業に取り組む姿勢を強調されても職員からあまり不平が出なかったのは、逆説的になりますが、福祉関係の勉強をしてきた職員が少ないので、

        勉強してきた『福祉とは・・・』 といったそもそも論ではなく、障害を持っている人であっても、一人の大人として働くことを当然として違和感なく受け入れ、

        施設の仕事とはこんなものかと思い、障害者といっても繰り返し何度もトライさせれば大抵の工程はこなすことができるようになるなと・・


        この利用者にはここをカバーする冶具を用意してやればもっとできるのではないかということを割とすんなりと受け入れ、実践出来たのではないか・・

        工賃について言えば、もう少し職員が頑張らないと工賃向上は無理ではないか、利用者の能力をこのぐらいと判断して、

        なんとなく納得する水準を職員が造ってしまっているので、現状を上回ることが難しくなっている。

        もっともっと貪欲に、利用者の工賃が上がらなければ職員の給料も上げないぐらいの気持ちで取り組まないとダメでしょう。


        制度の支えや他人の仕事にぶら下がることで何とか一日をこなす作業では、工賃の向上は無理でしょう、

        どんな仕事があるのでしょうか、職員が自分の価値観で仕事を選んだり、汚い、きつい、この仕事は嫌だなどと判断するのは職員であっても利用者ではないはずです。
                     遠藤一秀


        「春を楽しむように・・・」

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          JUGEMテーマ:軽度発達障害児
          2月末日、〇〇さんの「個別支援計画」の展開があった。      
          支援内容の一つに「歩行運動の実施(昼休み)」という項目があり、      
          当人も含め何人かに声を掛け、3月2日より、昼休みウォーキング      
          を4人でスタートさせた。      
                
           002.JPG     
                 
          目的は、人それぞれに・・・・・。      
                
          桜の花も、つぼみから満開へ、日々の移り変わりを楽しみ、      
          家の庭先や道端には、いろいろな花が咲き乱れ、まさに多様性を      
          感じる春のひと時。      
                
                3.png
                
          人それぞれ、「置かれた場所で咲く」ことを信じ、自分の花を咲か      
          すよう応援していきたい。      
                
                
                2.png     
                
          継続は力なり。      
          秋の紅葉と来年の桜を思い描き・・・・。      
          夏の暑さを、どうクリアするかが課題か。      
                
            1.png         
                
          『春を楽しむように人生を楽しむ心があるならば、やがてまた春の      
          そよ風のように、心もやわらいで、生き甲斐も感じられてきます』      
          松下幸之助「一日一話」より      
                
              いなば  
                
           

          適切な対応

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            JUGEMテーマ:軽度発達障害児
             

            ラジオでこんなことを言っていた。

            こども達に対して、『信号赤は止まれ!青は進め!』こんな風に信号についての交通ルールを教えているが、ここに親がこどもに更に加えて教えてほしいのが、『信号が青になっても、走ってくる車があるかもしれないから、よく見て渡ること』との事。

            ルールにはその奥にさらに深い意味が込められている事を伝える事の大切さを発信していた。

            正にその通りだと感じると共に、こども達の幼い時の事を思い出した。

             

             長男が小学校6年、長女が小学校1年のかなり強い雨の降る朝の事。

            当時、こども達は毎朝約25分かけて小学校までのひたすら下りの道のりを歩いて登校し、

            下校時には当然ひたすら登りの道のりを歩いて帰って来ていた。斜め向かいの小学校2年生、1年生の兄弟と、近所の1年生の男の子と総勢5名のグループ登校。

            強い雨の中だったが、それぞれの保護者は車で送って行く事をせずに、いつも通り登校させることにした。

            大人たちが見守る中、6年生の長男が、2年生の男の子に声を掛け、先頭を歩くように指示し、その後を1年生がついて、一番後ろは長男が…という1列縦隊で出発した。

            霧も発生し、列を成したこども達はすぐに見えなくなってしまった。

            私達は不安な気持ちを抱えながらも、安全に無事に学校に着いてくれる事を心の中で祈りながら元気に下校するのを待った。

            お蔭様で無事に登校したこども達は、元気に帰宅したが、私は霧の中に消えて行った隊列の一番後ろで下級生を見守りながら登校して行った長男が何だかとても誇らしかった。

             

             交通ルールについて、安全な登下校について正しくこども達に伝えられていたかどうかはわからないが、危ないから送って行くという安易な方法をとらなかった事がこんなに嬉しい思いを実感させてくれた事は事実だと思った。

             

             NESTにおいても、安易に手をさしのべるという事を避け、利用者さんの成長につながるような配慮や説明を含めた支援を心掛けている。

            一般社会の荒波の中で、利用者さんも自身が傷つき過ぎる事のないように、NESTでの様々な体験を通して成長していっていただきたい。
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