一定期間更新がないため広告を表示しています
経営コミットメント
- 2016.03.29 Tuesday
- コミットメント
- 10:00
- comments(0)
- -
- -
- by cocorone-nest
経営コミットメント
平成28年度
NESTは企業戦略と福祉戦略をコラボレーションした展開で変革
利用者の幸福と、職員の幸福を追求していく。
平成29年度
オリジナリティーを活かす福祉事業への転換
平成30年度
短期ビジョンの結実
3年間の短期ビジョンを通し、職員採用は積極的に推進し、新規事業には人事考課での評価をもとに適材適所の職員配置を計画していく。
平成28年3月25日 遠藤 一秀
平成28年度
NESTは企業戦略と福祉戦略をコラボレーションした展開で変革
利用者の幸福と、職員の幸福を追求していく。
- 処遇改善加算による現場職員への標準的な手当(業務手当3000円/月・食事手当4000円/月)の保障。
- キャリアパス区分の運用(昇給・昇格の指針)と人事考課導入による職員評価。
- その結果として3月に年度末一時金(年3回の賞与支給)での職員の実績評価。
- 利用率が上がることで、処遇改善加算【出勤率により480万〜625万円】が増えることを踏まえて、利用率を高める努力、及び送迎サービスの充実を目指す。(サービスの質の向上)
- 処遇改善加算は現場職員の報酬保証のみに使用し、年度内で全額消化する。翌年度は実績を細かく積み上げ、静岡県に報告となる。今後も職員処遇の向上に努め、継続して処遇改善加算の受給を目指す。
- 個人の価値観は尊重されなくてはならないが、利用者開拓や企業開拓等のリスクを研究しつつ、専門的な価値観で経営と運営のベクトルを合わせ、共通認識および理解を強めることが評価につながる。
- 私物化や依存の助長を避けるために担当を替えられる職場(適材適所)を作る。共通目標に向かっての実績や努力は評価される(昇格・昇給)。
- 就労継続A型は将来的に利用定員を増やす方向で整備する。就労移行は一般就労の達成実績を確実なものとする。就労継続B型は工賃向上を目指してきたが、かたや高齢・障害が重くても働きたいというニーズの存在に応えられるNESTの基盤整備が必要であった。当初は分場施設(施設本体以外の作業所)とし富士と柚野を計画し、利用者の動向で単独施設に変更していく。その間は目標工賃達成加算を受けられないことも理解している。単独施設になれば、小泉センターは工賃を獲得する事業所。富士センターは自主製品等の販売をする事業所。柚野センターは高齢者・重度者でも働ける福祉的就労の事業所と考える。
平成29年度
オリジナリティーを活かす福祉事業への転換
- ココロネ株式会社が経営主体であるため、各種助成金や専門事業の認可が社会福祉法人と違い難しい反面、企業としてのハングリー精神により、インフォーマルな展開で(NESTオリジナル)実績を上げていく。利用者や業務の開拓及び啓蒙のために相談支援業務を独自で着手する。
- 職員のスキルアップを奨励し、報酬につなげるシステムを運用。職員が自分の仕事のfanになる、どうしたらfanになれるのか、それが人生の問題であり、生活の問題である、その人が自分らしく活きる為に支援する仕事をしている、その支援者が自分らしく活きられないなら良い支援ができない。自分自身のfanになれるように独自性のある福祉事業に転換していく。
平成30年度
短期ビジョンの結実
- 自主製品の開発を進め、確実なものに設備投資をする。
- 経済動向やフジ化学の受注状況によっては業務の拡張(生産ライン・工場)を図る。
- 相談支援業務の部門を非営利的な運営化(一般社団法人)に切り替えることで、インフォーマルからフォーマルな事業とする。
- 短期ビジョンの進捗状況を確認して、新たなるビジョンを計画する。
3年間の短期ビジョンを通し、職員採用は積極的に推進し、新規事業には人事考課での評価をもとに適材適所の職員配置を計画していく。
平成28年3月25日 遠藤 一秀
日々の訓練作業を通じて
- 2016.03.28 Monday
- 日常
- 14:16
- comments(0)
- -
- -
- by cocorone-nest
JUGEMテーマ:軽度発達障害児
暖かな日が多くなり、近所の公園の桜の木も花を咲かせはじめました。
NEST利用者の皆さんも日々成長を遂げています。
今回はその成長の糧となる日々の訓練作業の1つとその取り組みについて紹介します。
最近雑貨店などでもよく見かける、紙バンドを使用した製品
お隣、富士市の地場産業である製紙関連の企業で生産されている紙バンド。
元々は、米袋の口を縛るために使われていた紙バンドですが、
富士市で生産されている製品は品質が高いという事で評判のようです。
丈夫でカラーバリエーションも豊富なため、現在ではクラフト、工芸品の材料としても使われています。
大小バスケットや蓋付きのボックス、帽子なども紙バンドで作られている商品があります。
現在、NESTで請け負っている製品は主に3種、
ボックス、バスケット、ティッシュボックスです。
それぞれ10〜15種類ほどの異なったデザインの製品があり、
1つの製品は8〜16種類のパーツで構成されています。
では、どういった作業を行っているかというと
・紙バンドを指定の長さで裁断
・意匠のために指定された箇所を面取り(45度で紙紐1本分)
・各パーツ必要数をピッキング、梱包
文字であらわすと簡単のようですが、実際に行ってみると難しい部分がいろいろと見えてきます。
まずは先方が裁断している方法で試しますが...
ハサミを使用し、直角を守り指定寸法に裁断することは非常に困難で
手間と技術の必要な作業ということがわかりました。
加えて、要求されている許容公差の、±0.5mmという条件が作業の難しさに拍車をかけ、
紙バンドを扱いなれていない我々が行うには
非常に難易度の高い作業という事が判明。
面取り処理も同様に難易度が高く、
ハサミやニッパーを使用してフリーハンドで作業を行う為
一定以上のスキルが必要となり、非常に手間の掛かる工程と確認できました。
さて、ここからが思案の始まりですが、まずはどのような器具が裁断に適しているのか、
効率及び、精度を保つことができる方法を検討。
アイディアが浮かんだらまずは図面を引き、更に頭の中で作業工程をイメージしてみます。
実際にアイディア通りに作業可能であるか...
作業イメージが定まってきたら、
作業に適した機材、道具、治具製作に適した材料などについて
職員間で検討し、最終決定していきます。
発想が固まったら最終確認を行い、製作図面を引いて試作を製作していきます。
治具が完成したら、裁断機をセットしてトライアルを行い作業効率、品質を検証します。
結果、1本1本を手作業で裁断する事に比べ、飛躍的に作業効率及び品質面での向上が確認できました。
今回は1回の裁断作業で10本の紙バンドを正確に指定寸法に裁断することができるように設定しました。
裁断寸法、面取り箇所の指示票も作成し、シンプルで明確な作業指示をシステム化することで、
利用者さんが作業を自己完結できる仕組みを考え作り上げています。
このようにNESTでは実際の就労環境に近い環境を構築して利用者の皆様に提供しています。
普段からこういった実際の就労環境に近い環境で作業を経験していただくことにより、
就労後も違和感なく仕事に従事することができ、長期間の就労継続を可能にしていく基礎となると考えています。
最後に、
ごく当たり前なことではありますが、
顧客の信頼を得るために顧客の要求する製品品質、生産量、納期厳守を念頭に
一般的な企業活動と変わらない高い意識を持ち日々の業務に取り組んでいます。
常に高い意識で取り組むことにより、
顧客から評価を得、工賃単価の向上にも成功し、利用者の皆さんにも喜んでいただいております。
職業指導員 Urushibata
暖かな日が多くなり、近所の公園の桜の木も花を咲かせはじめました。
NEST利用者の皆さんも日々成長を遂げています。
今回はその成長の糧となる日々の訓練作業の1つとその取り組みについて紹介します。
最近雑貨店などでもよく見かける、紙バンドを使用した製品
お隣、富士市の地場産業である製紙関連の企業で生産されている紙バンド。
元々は、米袋の口を縛るために使われていた紙バンドですが、
富士市で生産されている製品は品質が高いという事で評判のようです。
丈夫でカラーバリエーションも豊富なため、現在ではクラフト、工芸品の材料としても使われています。
大小バスケットや蓋付きのボックス、帽子なども紙バンドで作られている商品があります。
現在、NESTで請け負っている製品は主に3種、
ボックス、バスケット、ティッシュボックスです。
それぞれ10〜15種類ほどの異なったデザインの製品があり、
1つの製品は8〜16種類のパーツで構成されています。
では、どういった作業を行っているかというと
・紙バンドを指定の長さで裁断
・意匠のために指定された箇所を面取り(45度で紙紐1本分)
・各パーツ必要数をピッキング、梱包
文字であらわすと簡単のようですが、実際に行ってみると難しい部分がいろいろと見えてきます。
まずは先方が裁断している方法で試しますが...
ハサミを使用し、直角を守り指定寸法に裁断することは非常に困難で
手間と技術の必要な作業ということがわかりました。
加えて、要求されている許容公差の、±0.5mmという条件が作業の難しさに拍車をかけ、
紙バンドを扱いなれていない我々が行うには
非常に難易度の高い作業という事が判明。
面取り処理も同様に難易度が高く、
ハサミやニッパーを使用してフリーハンドで作業を行う為
一定以上のスキルが必要となり、非常に手間の掛かる工程と確認できました。
さて、ここからが思案の始まりですが、まずはどのような器具が裁断に適しているのか、
効率及び、精度を保つことができる方法を検討。
アイディアが浮かんだらまずは図面を引き、更に頭の中で作業工程をイメージしてみます。
実際にアイディア通りに作業可能であるか...
作業イメージが定まってきたら、
作業に適した機材、道具、治具製作に適した材料などについて
職員間で検討し、最終決定していきます。
発想が固まったら最終確認を行い、製作図面を引いて試作を製作していきます。
治具が完成したら、裁断機をセットしてトライアルを行い作業効率、品質を検証します。
結果、1本1本を手作業で裁断する事に比べ、飛躍的に作業効率及び品質面での向上が確認できました。
今回は1回の裁断作業で10本の紙バンドを正確に指定寸法に裁断することができるように設定しました。
裁断寸法、面取り箇所の指示票も作成し、シンプルで明確な作業指示をシステム化することで、
利用者さんが作業を自己完結できる仕組みを考え作り上げています。
このようにNESTでは実際の就労環境に近い環境を構築して利用者の皆様に提供しています。
普段からこういった実際の就労環境に近い環境で作業を経験していただくことにより、
就労後も違和感なく仕事に従事することができ、長期間の就労継続を可能にしていく基礎となると考えています。
最後に、
ごく当たり前なことではありますが、
顧客の信頼を得るために顧客の要求する製品品質、生産量、納期厳守を念頭に
一般的な企業活動と変わらない高い意識を持ち日々の業務に取り組んでいます。
常に高い意識で取り組むことにより、
顧客から評価を得、工賃単価の向上にも成功し、利用者の皆さんにも喜んでいただいております。
職業指導員 Urushibata
働くこととお金を得ること
- 2016.03.25 Friday
- 日常
- 16:21
- comments(0)
- -
- -
- by cocorone-nest
JUGEMテーマ:軽度発達障害児
作業が中心の施設では作業をすることで、 工賃を得るということがありますが、この「働く」と「工賃を得る」が連動されています。
ところが、さらに細かな部分で、働きによっては工賃が上がるということは、よくわかっていない人がいます。
お金がほしいということは言いますが、だからと言ってどうすれば工賃が上がるのかをわかっていないということです。
その方法がわかったとしても、工賃が上がるからという方法になびくかと思えばそうではなく、いつも通りです。それでも、もっとほしいということは言う人もいるのです。
たとえば、1個のものを3日間で作り、それを12日間やったとすると、4個のものができる。
それを少し時間短縮させて1個のものを2日間で作り、それを12日間やったとすると6個のものができる。
ということが、想像つきにくいのです、やりようによっては早くできる、早くできれば収入が多くなる。
不良なく作れば、収入が多くなる、この方程式もわからないのかもしれません。
もしくは、今あるお金の中でのやりくりしか、していないからかもしれません。
また、あとちょっとで終わる仕事を時間だからとピタッと終わらせる人がいます。
反面これだけ残っても仕方ないからやってしまおうと続ける人がいます。
もちろん、どちらも悪くはないのです、その人が思うかどうかのことです。
働くこととお金の関係って、彼らにとっては難しいのではなく考えたこともないのだと思います。
ようするに、教えないとわからない分野なのです。
お金教育がされてこなかった経緯も あると思います。
お金を使えるというときに、自販機でジュースを買うことに焦点を当てるレベルの人もいれば、1か月を今あるお金でやりくりしたり、将来的に必要なことのために貯蓄するということができることを学んだほうがよい人もいます。
その中で身近な「働く」と「お金を得ること」の関係性が考えつかない方には、支援者から教えていかないとなりません。
働くをもっと効率的にしたり不良を作らないことで、 時間短縮になったり今の状況を把握したり、そこからの効果を目の当たりにしていくことで働き方の変更につながると思います。
ご家族によってお金の管理がされ稼がなくてもお金がある場合は今以上働くことには身が入らないでしょう。
お金のことがわかるようになると、 生活保護になりにくくもなると思うのです。
働くとお金の関係を教えているところはまだまだ少ないです。
就労系施設はそういうことを学ぶ場であってもいいのではないでしょうか?
この部分はご家庭より施設でのほうが効果的だと思います。
遠藤 一秀
個性Personality
- 2016.03.09 Wednesday
- 日常
- 16:58
- comments(0)
- -
- -
- by cocorone-nest
JUGEMテーマ:軽度発達障害児
私の以前働いていた職場では障がい者との関わりはなく、
NESTの職員になるまでは障がい者と接する機会はほとんどありませんでした。
そういったことからか、私は障がい者と聞くと
「働けるのか?」「会社の戦力になるのか?」「トラブルばかり起こすんじゃないのか?」
正直にいいますと、これが私の障がい者に対する最初のイメージで、
多くの方が思っている障がい者像だと思います。
おかげさまで、私はNESTの職員として毎日障がい者の方と共に仕事をしてきた事で多くの事を学ばせて頂きました。
障がい者の方の特性は様々で、出来る事もあれば出来ない事もあります。
私はフジ化学のメッキラインで障がい者の方と一緒に作業をしていますが、フジ化学では
障がい者の特性を最大限に発揮できるようにと適材適所を見極めた作業配置をしています。
例えば、
Aさんは手先は器用なんですが、数を数える事が出来ません。現在Aさんは細かい部品を
ハンガーに付ける作業をしていて、現場ではとても大切な人財であり戦力です。
また、Bさんは几帳面で丁寧な作業が出来るんですけど、素早い作業が苦手です。
現在Bさんは製品の梱包作業をしていて、やはり現場では欠かせない戦力です。
障がい者の方を健常者と比べてしまうと、確かに出来ない事が多くあります。
現場では私たち職員が確認作業を行い、必要に応じてフォローする場合もあります。
指示を出して終わりではなく、重要な事は私たちが確認を繰り返し行い
ミスのないよう私たちが最善の注意を払う事です。
フジ化学では多くの障がい者が働いていますが、一般企業でありミスは絶対に許されないことです。
そのためには、私たちがルールや基準を守らなければいけません。
私は、現場のルールやマナーを徹底する事を重要視しています。
一度伝えただけでは理解されることが少ないのが現実です。
朝礼を利用した摺込みは毎日のトレーニングであり、みんなでルールやマナーの読み合わせをしています。
ルールやマナーが守れなかったときには、なぜ守れなかったのか私たちが確認するようにしています。
私たち職員は、広い視野で障がい者1人1人をしっかりと観察し、特徴を把握する事で
障がい者が自分の能力を最大限に発揮できる環境を整えていかねければいけません。
障がい者としてひと括りにしてしまわず、個性(1人1人の特徴を捉え)を大事にした
関わりが出来るようにサポートしていきたいと思います。
小田
『障害者』の呼称について
- 2016.03.02 Wednesday
- 日常
- 11:17
- comments(0)
- -
- -
- by cocorone-nest
JUGEMテーマ:自分の考え
今回は、皆さんに三浦豊を知ってもらうため、自分が感じている事を伝えようと思います。まず30年近く福祉を続けていて障害者という言葉は非常に不快に感じてきました。支援者である自分が言うのもおかしな話ですが、もし自分の子供が障害者だと診断されたら、どんな思いをするのだろうか。決して受け入れたくは無い誤診であって欲しいと願うと思います。特に近年は発達障害の研究が進み、親御さんにとっては尚更だと思います。日本の福祉用語は、歴史的にも雑で「片輪」「不具者」「気違い」「精神薄弱」と心無い呼称が使われてきました。『障害者』の呼称も自分は同じだと感じています。ある雑誌にイギリスで日本の書物を紹介した際、『障害者』の翻訳が『欠陥者』と表記されていたと知り、日本の文化・慣習の意識の低さを憂いました。唯一無二の命を授かって生まれてきたのだから、もっとデリカシーを持った呼称は無いものかと娘が産まれてきてくれた時から、ずっと考えてきました。周囲からは他愛も無い事にこだわり過ぎると言われたこともありますが、『障害』からのイメージは「不快」「不便」「非生産的」につながると思え、『障害者』の対比用語として『健常者』が当たり前のように使われていることに違和感を持ち続けてきました。
自分が思いついた呼称は『求援者』『要援者』なのですが、まだ、しっくりこない。今年よりNESTの一員となり、つくづく感じることは、働く事を通じて日々を真剣に送っているNESTの利用者の姿を見ていると強さを感じ、逆に勇気をもらっています。この4月から障害者差別解消法が施工されますが、これからも『障害者』の呼称について自分は固執していくつもりです。
偶像
- 2016.03.01 Tuesday
- 日常
- 14:52
- comments(0)
- -
- -
- by cocorone-nest
私の職場では、25名の知的障害者が働いています。
ほんの一部の方ですが、工場に出入りする地域関係者や所用で訪れる方の中でも、
様々な来客がありますが、その内のごく少数の社外の方で、思いもよらない言葉を
耳にすることがありました。
唐突に『暴れたりしない?』『怖くない?』といったような唖然とするような事を
口走り聞かれることがあります。
『みんなよく働いてくれるし、なによりも素直で助かってますよ』と答えます。
知的障がい者と話をしたことのない、または、その事すら知らなかったり或いは想像や
思い込みで、未だに社会から認められない人々の様な差別感で捉えている人がいます。
何の知識も世間の事象や常識を持ち合わせていない人なのでしょうか、そんな会話の
後に、『働かせていいんですか、かわいそう・・。』と続きます。
かわいそう?何故? わたしには疑問ばかりが浮かびました。
こんな無理解や無知が、自分に近い関係者であればあるほど寂しい想いになります。
・障害者は働かせてはいけない(働いてはいけない、と私には聞こえます)
・保護しないといけない(私には出れないようにしておけ、と聞こえます)
・単純な内職みたいな作業ばかりなのではないのか?(工場には、そんな作業は存在
しません。それどころかチームワークも必要な協働作業だったり品質管理や、分析を
する職員のサポートをする利用者もいます)
・低賃金でこき使われている(両親に自宅建替資金を援助したという人もいます)
挙句、
・あまり働かないんでしょ(圧倒的にそう思っている様。責任感に溢れた間違いなく
戦力です。集中力、生産性は、最初から備わっていたわけではありませんが、
全職員で作業効率を上げるツール、わかりやすい作業手順書、人員配置を本気で
やりました)
自分には関係ないから、無責任な発言ができるんでしょうか。
どんなに説明してもピンとこないようで、または、期待した通りの回答でないのか、
知らない世界の話しを聞いた後の様な、呆けたような顔つきに見えました。
何もできないのではなく、するチャンスを与えてもらえなかっただけ、子供の頃から
スポーツへの挑戦も。どうせ出来ないだろうという間違った認識がある限りは、
チャンスは訪れないでしょう。チャンスを逃す事は、それは受け入れ企業側(=社会)
にとっても損失だと云う事にそろそろ企業も本気で気づかなければならない時代に
替わっていくでしょう。
現場作業を見学した方と、こんなやりとりがありました。
見学を始める前は、『できてるのかしら?文句も言わずにえらいわねえ〜』
完全に上からの言い方でした。
わたしの中から突き上げる様な正義感が頭のうえへ立ち昇っていきました。
でも見学を終えて帰るころには『みんなすごい。本当にすごい』
思わずガッツポーズをしてしまいました。
でも本当のことを言うと、私も最初は知的障害者を知らずに別世界の人の様に遠ざけ、
違和感でいっぱいだったのですが。
職業指導員 赤池
JUGEMテーマ:軽度発達障害児
ほんの一部の方ですが、工場に出入りする地域関係者や所用で訪れる方の中でも、
様々な来客がありますが、その内のごく少数の社外の方で、思いもよらない言葉を
耳にすることがありました。
唐突に『暴れたりしない?』『怖くない?』といったような唖然とするような事を
口走り聞かれることがあります。
『みんなよく働いてくれるし、なによりも素直で助かってますよ』と答えます。
知的障がい者と話をしたことのない、または、その事すら知らなかったり或いは想像や
思い込みで、未だに社会から認められない人々の様な差別感で捉えている人がいます。
何の知識も世間の事象や常識を持ち合わせていない人なのでしょうか、そんな会話の
後に、『働かせていいんですか、かわいそう・・。』と続きます。
かわいそう?何故? わたしには疑問ばかりが浮かびました。
こんな無理解や無知が、自分に近い関係者であればあるほど寂しい想いになります。
・障害者は働かせてはいけない(働いてはいけない、と私には聞こえます)
・保護しないといけない(私には出れないようにしておけ、と聞こえます)
・単純な内職みたいな作業ばかりなのではないのか?(工場には、そんな作業は存在
しません。それどころかチームワークも必要な協働作業だったり品質管理や、分析を
する職員のサポートをする利用者もいます)
・低賃金でこき使われている(両親に自宅建替資金を援助したという人もいます)
挙句、
・あまり働かないんでしょ(圧倒的にそう思っている様。責任感に溢れた間違いなく
戦力です。集中力、生産性は、最初から備わっていたわけではありませんが、
全職員で作業効率を上げるツール、わかりやすい作業手順書、人員配置を本気で
やりました)
自分には関係ないから、無責任な発言ができるんでしょうか。
どんなに説明してもピンとこないようで、または、期待した通りの回答でないのか、
知らない世界の話しを聞いた後の様な、呆けたような顔つきに見えました。
何もできないのではなく、するチャンスを与えてもらえなかっただけ、子供の頃から
スポーツへの挑戦も。どうせ出来ないだろうという間違った認識がある限りは、
チャンスは訪れないでしょう。チャンスを逃す事は、それは受け入れ企業側(=社会)
にとっても損失だと云う事にそろそろ企業も本気で気づかなければならない時代に
替わっていくでしょう。
現場作業を見学した方と、こんなやりとりがありました。
見学を始める前は、『できてるのかしら?文句も言わずにえらいわねえ〜』
完全に上からの言い方でした。
わたしの中から突き上げる様な正義感が頭のうえへ立ち昇っていきました。
でも見学を終えて帰るころには『みんなすごい。本当にすごい』
思わずガッツポーズをしてしまいました。
でも本当のことを言うと、私も最初は知的障害者を知らずに別世界の人の様に遠ざけ、
違和感でいっぱいだったのですが。
職業指導員 赤池
JUGEMテーマ:軽度発達障害児
- PR
- selected entries
-
- 経営コミットメント (03/29)
- 日々の訓練作業を通じて (03/28)
- 働くこととお金を得ること (03/25)
- 個性Personality (03/09)
- 『障害者』の呼称について (03/02)
- 偶像 (03/01)
- archives
-
- June 2019 (2)
- May 2019 (2)
- March 2019 (3)
- February 2019 (4)
- January 2019 (4)
- December 2018 (4)
- November 2018 (5)
- October 2018 (4)
- September 2018 (2)
- August 2018 (3)
- July 2018 (5)
- June 2018 (5)
- May 2018 (4)
- April 2018 (4)
- March 2018 (5)
- February 2018 (3)
- January 2018 (3)
- December 2017 (4)
- November 2017 (4)
- October 2017 (6)
- September 2017 (6)
- August 2017 (3)
- July 2017 (5)
- June 2017 (5)
- May 2017 (3)
- April 2017 (5)
- March 2017 (4)
- February 2017 (5)
- January 2017 (4)
- December 2016 (3)
- November 2016 (5)
- October 2016 (4)
- September 2016 (3)
- August 2016 (2)
- July 2016 (17)
- June 2016 (19)
- May 2016 (8)
- April 2016 (4)
- March 2016 (6)
- February 2016 (5)
- January 2016 (5)
- December 2015 (3)
- November 2015 (3)
- October 2015 (4)
- September 2015 (2)
- August 2015 (2)
- July 2015 (1)
- June 2015 (2)
- May 2015 (3)
- April 2015 (2)
- March 2015 (3)
- February 2015 (1)
- January 2015 (2)
- December 2014 (3)
- November 2014 (5)
- October 2014 (9)
- September 2014 (3)
- August 2014 (3)
- July 2014 (2)
- June 2014 (1)
- May 2014 (4)
- April 2014 (3)
- March 2014 (5)
- February 2014 (4)
- January 2014 (4)
- December 2013 (5)
- November 2013 (2)
- October 2013 (8)
- September 2013 (6)
- August 2013 (7)
- July 2013 (10)
- June 2013 (9)
- May 2013 (4)
- April 2013 (4)
- March 2013 (6)
- February 2013 (6)
- January 2013 (5)
- December 2012 (9)
- November 2012 (7)
- October 2012 (1)
- recent comment
-
- ポリティカル・コレクトネス
⇒ 鈴見咲 君高 (02/28) - 障がい者の雇用と定着率
⇒ 自画自賛 (06/10) - 特別支援学校先進事例
⇒ 黒岩 剛 (03/18) - −信頼と共感−
⇒ 通行人 (03/05) - ショウガイシャ
⇒ ojisann (02/27) - ショウガイシャ
⇒ ojisann (02/27) - ショウガイシャ
⇒ ojisann (02/27) - 我が家のNEST
⇒ おじさん (02/07) - 社内研修レポート
⇒ N.N (06/05) - 平成25年度 自閉症支援講座を受講して(第1回目)
⇒ N.N (06/05)
- ポリティカル・コレクトネス
- recommend
- profile
- search this site.
- mobile