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「意識することの大切さ」
- 2016.01.27 Wednesday
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- 12:07
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- by cocorone-nest
20代後半の女性Aさんは、元気で明るく挨拶が出来て、仕事も頑張っているように見えるのですが・・・。
更衣室の使い方等、ちょっとした時にトラブルを起こしてしまい注意を受けることが多い。
トラブルを起こした時は、注意されたことに腹を立ててしまうことが多く普段と態度が全く違う。
ドアの閉め方等が、とても乱暴になり、言葉使いも悪くなる。
更に保護者にも注意されたと泣いていたことも何度かあり注意されるとイジケテしまいます。
決して、わかっていない訳では無く、JST等では、正しい意見を発表し記入も出来る、他の利用者とも上手く接して笑顔で参加できている、勉強する場と思っているとトラブルなく過ごせる。
自分の思いを書くフリーボードにも、
と沢山の思いが伝わってくる。
良くわかっているはずなのに・・・でも・・トラブルが度々ある。
毎日振り返りの日報も書いているのですが結局1か月で他のファイルに閉じてしまう。
フリーボードは持ち歩けないので何か良い方法は無いかと話し合い考えたのが
「振り返りノート」です。
私は、構成が苦手で何度か社長にアドバイスをいただきやっと完成しました。
類似するものに「作業日報」があり利用者自身が記入し作業終了後に自ら読んで職員が聞き振り返りを実施しているが
職員のコメント欄は、ありません。
「振り返りノート」は、
職員に言われたこと、自分が、どう感じたのかに○を付け、
だれが?→何を→いつ→どこで?→なぜ→どのようにした?→これからどうしていくのか?を利用者自身が記入するようになっています。
最初は、少し戸惑っていましたが口頭では二転三転してしまっていたことが、Aさん自身が良く考えて書くので本心が少しずつわかるようになり、ここがまずかったな?と、しっかりと振り返りが出来るようになってきました。
先日、確認した所、職員コメントが「大変良く出来ました」となっていました。
良い点は普通の日報に書くのだが間違えて混同してしまったのか?と一瞬心配に思いましたが、最初から良く読むと、
最初に注意されたことを、その日、1日気をつけて作業が出来てスムーズに作業が出来たため、そのコメントとなったの
でした。
「自ら意識して取り組むこと」がトラブルや間違えの防止になり、とても大切なことなのだと改めて感じました。
悪い点ばかり、振り返るのでは、無く良く出来たことについても、振り返るように考えたのが「ポイント評価シート」です。
「ポイント評価シート」
には、優しい言葉づかい・優しい態度が出来た時には、作業日報に記録し好きな色のシールを貼りハートに色をつけるよ
うにしました。
※最初は、富士山を考えたのですが、こちらも社長にわかりずらいとアドバイスをいただいて考えた末・・。
Aさん自身が好きな物の方が良いと思いハートは、どうか?聞いてみた所、大好きだと言うのでハートの形にしました。
うれしそうに「シールが一杯になっちゃった」と自ら話をするようになりました。
ドアも丁寧にしめ嬉しそうな笑顔をみることが出来て本当に良かったと思います。
これからも、いろいろなことを振り返り意識して笑顔で頑張って欲しいです。
私自身も、現状に満足するのでは無く色々なことを意識し、より良い支援が出来るようにして行きます。
就労支援センターNEST 臼井敬子
「Positive approach」について
- 2016.01.20 Wednesday
- 日常
- 09:42
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- by cocorone-nest
昨年12月、毎日新聞 野澤和弘さんの「権利擁護の視点から考え
る障害と社会」という講演会があり、聴講させていただいた。
その中で、ちょっと引っ掛かったのが、「Positive approach」とい
う言葉でした。
(インターネットで調べると問題解決の手法のようであるが・・・)
親としてこどもに接するとき、支援する側として利用者と接するとき、
自分自身がどのような状態であるか?
常に冷静に、常に同じ対応ができているのか?
忙しかったり、イライラしたり、体調が悪かったりするときにも、そう
できているのか?
100点でありたいが、100点ではない。
(マザーテレサ以外で満点を取っている人は、それほど多くはない
のでは・・・と、常に、反省しながらも、自己弁護している。)
イライラすることもなく、いつも穏やかな状態を維持できる人間であ
れば良いのだが、なかなか難しい。
しかし、自分自身の状態を俯瞰し、客観的に自分を観察することで
少しでもそこに近づけたらと思う。
“楽しい”を意識したサポート、“エンパワーメント”を意識したサポ
ートを行うことで、自分自身の成長にもつながっていくと思う。
いなば
課題に向け
- 2016.01.13 Wednesday
- 仕事
- 11:21
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- by cocorone-nest
何故A型はトップを取れ、B型は21位なのかを分析する必要がある。A型にはフジ化学という安定した製造ラインが用意され、A型に配置された支援員の惜しみない努力の結果で有り、労働に対して利用者も職員も統率力に優れている事が大きい。
(灯台下暗し)B型も、それらをお手本にして静岡県で1位という実績目標を達成しなければならない。しかしながら、それらを課題とする前に、まだまだ出来る事が有るだろう。もう少し問題点や課題を探っていくとB型の利用者の出勤率に着目する事が出来た。
定員20名で現員は19名であり、欠席する方、週の利用が半分ぐらいの方、決してその利用者に問題があるのではなく、B型事業所としての前向きな取り組みが求められる。
個人的な見解として、就労継続支援A型の利用者は雇用関係を結んでいるため、通勤は必然的に自力出勤で良いと思われる。就労移行支援も2年間の有期限で一般就労を目標に訓練に入る為、自力通勤が望ましいと思われる。しかし就労継続支援B型を利用される方の中には、福祉的就労・生きがい労働をニーズとする方もいる。高齢でも働きたい。麻痺があっても仕事をしたい。僻地で交通手段が無いけれど就労したい。そのようなニーズに対応する努力が、事業所として出勤率を高めB型の平均工賃アップにつながっていくと考えられる。更に現状のB型利用者に関しても自力で通所してこれらないなら、こちらから迎えに行くという様な発想の転換によって出勤率は高くなると思われる。
就労継続支援B型の利用者が1ヶ月(22日)の施設利用で約15万円の給付費が、事業所に入ってくる。今後は修正される方向だが、現状は3ヶ月を越えなければ定員の125%までは認められる。事業所の収入が上がれば、今後の支援体制や事業計画等々の展開の可能性が広がり、職員への一時金等の還元も期待できる。また利用者へのサービスの質も向上していき施設として良いサイクルに入っていくだろう。
B型の利用者が増えるにあたって、職員が懸念する事として空間的なキャパと利用者間のトラブルによる事故や怪我が挙げられる。そのリスクを最小限にする方策を段階的に考えれば、当初は障がいが安定していて意識が高く集団活動に馴染み易いと思われる利用者の獲得に動く必要がある。関係機関等に理解を求めてリサーチしていきたい。それに合わせて作業スペースの確保、作業内容の開拓も進めていかなければならない。
三浦 豊
配慮ビジネス
- 2016.01.08 Friday
- 日常
- 16:45
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- by cocorone-nest
時代とともにお母さん方の考え方も変化していくようですが、私の伝えたかったこと自体や、仕事への価値観にも変化があるのかもしれません。
来春の特別支援学校高等部卒業生の進路が現在のところNEST希望者は、0です。
理由は送迎ということでした。
NESTでは就労を目指し一般就労へ行けば自分の力で通勤することがあたりまえに求められることですから、
通所も自分の力で通所できる人でなければ利用者となれないというアナウンスをしてきました。
送迎と自力通所という二つの価値観を計りにかけたとき、送迎に価値観を重くとられたようです。
利用者が集められないのでは運営も出来ないので、早速送迎についての相談を特別支援学校進路担当としていきたいと思いますが、
私の考え方は基本的には変わりません、就労を目標とするには自力通所をお母様方保護者の方が自ら、お子様にトレーニングしていっていただきたいのです。
障害者就労支援施設での送迎を利用したい理由はそれぞれあると思いますが、
移行から就労を目指すのであれば、日常生活スキルも自ずと身につけていかなけばならないように思います。
送迎を希望される保護者さんは主体がお子さん(本人)ではなく、保護者さんの生活が主体になっているのかもしれません。
親子の関係はもちろん、非常に大切なことです。しかし、それがマイナス的な「依存関係」になる可能性もあります。
保護者さんには、言いずらい所もありますが、「いずれ本人一人になる」ことを前提にその方の将来を見据えた支援計画、人生設計を共有できたら良いなな思います。
施設・会社を選ぶときに、仕事内容・魅力ではなく「送迎あり・なし」になるのは、本質がズレてます。
あくどいA型や移行では利用者確保のために特別支援学校進路指導や生徒保護者へ無料送迎をアピールして来春卒業予定者を確保している。
そういった現実に対して学校も市役所も無知であってはならないと思います。
就労を目指す目的と送迎を必要とするお母様方の考え方について考えてみたいと思います。
当施設以外の近隣移行施設は利用者確保のためか、或いは配慮としてか、全て無料送迎を実施しています。
お母様方の価値観を計りにかければ、皆さん送迎を選択します。自立への一歩を、先ず自宅を出るところから自力で歩みを進めさせてあげたいと思います。
その上で、配慮が必要な利用者さんやご家族には送迎支援を行っていけたらよいだろうなと思います。
遠藤一秀
自己肯定感を育てる
- 2016.01.05 Tuesday
- 日常
- 12:04
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- by cocorone-nest
あるアンケート調査によると、「私は価値のある人間だと思うか」の質問に対して
日本の高校生の自己評価が7.5%と極端に低く、米国の57%、中国の42%、
韓国の20%と比べても日本の高校生の自尊感情の低さが際立っている。
よく言われるのが、日本は減点主義で、欧米などは加点主義での育て方であると。
確かに私の育ってきた環境の中でも、両親はいつも口癖のように、人様の迷惑に
、世間様に恥ずかしくないようにと、やってはいけないことを指摘注意をして育てて
いたように思う。逆に欧米では、これも出来るようになったね、あれも出来るように
なったねと育児をしているようである。
そこで、ある会では「3S+1」と言うものを推奨している。
3Sとは、「スゴイ」「サスガ」「スバラシイ」+1は「オシイ」だそうである。
これだけの言葉のシャワーを浴びながら育った子は間違いなく自尊感情の高い人間に
育つであろうことは疑う余地はない。
今政府は「障害者差別解消法」の施策を施行するようであるが、制度の構築も
勿論大切だが、肝心の「人間の心」が変わらなければ、絵に描いた餅である。
自己肯定感を育むカギは親の子供をありのままを受け止める「受容」と成長の可
能性を信じ抜く愛情にあると思う。NEST利用者の中にも、親御さんに虐待に近い
言動を耳にすることがある。利用者の言葉だけで判断することは出来ないし、親子
だからこそ難しい問題を含んでいるケースが多く見受けられ、複雑な心境となる。
一つのお話があります。「須梨槃特」(すりはんどく)と言うシャカの弟子の物語である。
物覚えが悪く14文字の教えを理解するのに3年を要し、自分の名前を忘れてしまう
ほど。彼は仲間にバカにされ実の兄からも匙を投げられた。
シャカは彼に一枚の足拭き布を与え「これで拭きなさい。また頑張ろう」と悲しみ、
苦しみに寄り添い励ましを送った。ここで、シャカはこう言います。「この埃まみれの
布を清らかなものだと想像してごらん」と。仏教には、「清潔」とか「不潔」と言う
外面的な差別にとらわれるな、という教えをがあり、真の清らかさは心の中にこそある
ことを教えようとしたのである。最終的に、この教えを素直に実践することで、兄弟子
を差し置いていの一番に仏の悟りを開いたとの説話である。
心を真に清らかにするには、大変難しく簡単には行き方、考え方まで変えることは
至難のワザではあるが、形から入るの至言ではないが、3S+1の実践で利用者
への声掛けだけは可能だと思うので、実践を心がけ自分の周りに少しでも波及出
来るようにしていきたいものである。
中村 修通
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