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    • 2019.06.21 Friday
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    企業理念に対する信頼と共感

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      JUGEMテーマ:軽度発達障害児
       
      NESTのホームページを何度も開き読ませて頂きました。そこに見える企業理念となる社長の考えを基に、自分なりの考えを述べさせて頂きたいと思います。

       まず事業主へ発信されている社長のコメントの二つの大事なポイントについて、理解しました。 これを基本に就労支援に携わる職員に対する社長の思い、また業務への取り組みの狙い、業務遂行への取り組むべき職員の課題等が、見えてきました。

      また社長が述べている利用者自身の能力や職員の目指す領域を「職員自身の価値観で判断してはならない」との社長の言葉には、職員に対する主体的な意識改革の必要性を訴えるメッセージとして改めて認識をさせて頂きました。

      確かに障害者自身の成長と、それを支える支援事業の発展を可能にする“要”の要素がそこにあると理解できます。 であれば、職員の目標は常に、この部分を意識したレベルの高い水準を目標にする努力が要求される。それは今後の私自身の課題だとも、とらえていきたいと思います。

      この社長方針を皆が共有し、皆で力を合わせていく!それが大きな成果を引き出す原動力となっていく大事な部分であると再認識致しました。

       また就労マネージメントシステムの紹介のなかでは、 「NESTの充実した支援計画の基に徹底したシステムの管理とNESTの事業形態」 に対して、一流のNESTの経営と支援事業に対する一流の方針に、私自身心から信頼を覚えました。

      その管理システムの基に基調となる社長自身のこれまでの経験に裏付けされた支援事業への思いの深さと信念、そして就労支援をビジネスとして社会の繁栄に結び付け共存共栄をもたらそうとする、その思想に心から共感を覚えました。

       特に、一人ひとりの多様性を尊重した取り組み、心身の回復のレベルアップを目指し実感できるようにする取組み、そしてセルフェスティーム(自尊感情)の向上の取り組み等…を語る社長の思いに、心を動かされます。 今、現代社会に指摘されている「自尊感情の低下」 特に若者にある、(自分を価値ある人間と思う自尊感の低さ) の指摘の中身は、多くの若者が経済優先のなかで、自分たちはちっぽけな存在だ!と 自分が好きになれない! 自分がいやになってしまう。すると周りの人もたいしたことがない!と 差別の心が出て憎しみ合ったりする社会になってしまっている。“自分を尊敬する感情が無くなってきている! そんな指摘をする識者もいます。

      それこそ人間としての生き方や行動という、人のための行動とか、困難を乗り越えるといった力が落ちているという現代社会の現状に 一石を投ずる社長の取り組みは、時代の先端を走り! そして“人生を生き抜く座標軸”ともなり、希望の存在ともなる!そのように思います。

       社長自身がここに力を入れた取り組みの数々は、社長が 「いつか必ず羽ばたく」 のなかで述べているように 『障害者自身の能力の向上を図り、障害者が社会における企業人としての「人材」としての戦力となる人づくり そして障害者自身の自己実現を図っていく』 等の言葉に象徴されているように、その実践はまさに現代社会の抱える根本的課題への一つの挑戦でもある!との強い意志を感じます。

      またその一つ一つ取り組みの根底に、一人ひとりがかけがいのない存在としてみる、社長自身の熱いまなざしさえ感じます。

      その強い意志と熱い信念で進める “NESTトップの経営方針” に対し、内外の誰もが信頼と共感を抱くことでしょう。

      私自身もそこに一番の共感と信頼と期待を感じます。 そして、その信頼と共感はそれに携わる職員としての使命感を引き出し、働く意欲を湧き立たせる大事なカギでもあるように思います。
      私自身も、このNESTの経営の羅針盤ともなる社長の理念に最も信頼をよせる一員として事業の発展に努力して参りたいという思いでいます。
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      今月の23日は「勤労感謝」の日ですが、ある新聞の記事に、『今国民の生活は低下し 「極めて厳しく困難な未来が待ち受けている」 今後未来を変えるためには 「創意工夫による新たな価値創造」 によって成長を続けることが必要だと強調し 「すべての人材が能力を高め、その能力を存分に発揮できる 『全員参加の社会』 の構築への向上に焦点を当てる」 と、 老いも若きも適材適所で働き、存分に力を発揮できる社会への変革が要請されている!』 といった内容でした。

       NESTの原点になっているココロネの目指す数々の挑戦の思い!と謳う、その社長の思いが、現在のNESTが取り組む具体的な活動となって前進している、そんな社長自身の目指す方向性が、この記事の内容と一致する! そのように感じます。 また 『障害者が社会における(企業人としての人材として、戦力となる人づくり) (誰人も能力を引き出していく) 』 との言葉にある“質の高い”取り組みに表れているように思います。

      その活動の一端は、社長自身のこれまでの経験と実績を踏まえた高邁な価値観と深い洞察力を感じます。

       また11月22日の静岡新聞に掲載されていた、就労困難者応援企業誘致へ、市の将来に向けて、就労の拡大を図っていく積極的な展開に乗り出す…旨の記事内容が出ていましたが、遠藤社長が 『労働の変質と障害者の就労』 のタイトルなかで、就労支援事業の拡大により“派遣事業”と障害者の自立の関係に警鐘を鳴らす社長の訴えは、本質を得た見方であり、心から賛同します。

      私自身も派遣社員との長いかかわりのなかで思うことは、派遣労働がいかに労働力を商品とした差別の“典型”となっているシステムであるか!まさに平等の労働力に対する欠陥システムの本質だ、との認識です。

       日本の将来の繁栄を阻害する要因となっているこのシステムに若者にとって暗い将来しか見えてきません、これが将来、障害者支援事業へと参入してくれば、見えてくるものは、 「支援のためのビジネスから、ビジネスのための障害者支援事業」 への変貌! 助けるべき人を単なるビジネスとしての対象者として扱い、いつのまにか犠牲の対象にと変えてしまう! 障害者に対し、見守り、気づき、配慮といった大事な対応が薄れ、企業優先の弊害を生じさせる!こういった悪循環を生む要因となる事柄に、私自身も抵抗の意思を持ちたいと思います。

      私の抵抗への思いは、“NESTの理念に基づいた経営の実績づくり” の努力と、“理念に基づく実績の拡大に尽力” し、そして、“繁栄と発展を遂げる現実を経営実績のなかで証明” し、共有の輪を拡大し外に発信していく!

      地道な道のりですが、それが一番正当で確かな道のように思えます。
      いずれにしても 「信頼と共感」 は “優れた理想とそれを裏付ける理念” があってこそ感じるものだと思います。

      私自身が心から理想とするものは、人間の持った可能性を抑えつけるような生き方から、誰人たりとも幸福を実現できる権利を実感できる社会、生命の尊厳を実感できる社会、一番苦労した人が一番幸福をつかむことができる平等感のある社会、その方向に向かおうとする姿勢に共感を抱きます。

       私は遠藤社長の理念に共感を覚え、NESTの経営に信頼を抱いている者として、今後はNESTの職員として、私自身が他の職員の皆様にも、社長にも信頼される存在となれるよう、努力して参りたいと思います。

      何もしていない自分が偉そうに支援事業を語り、また理想を語り…誠におこがましいかぎりですが、私の正直な思いを述べさせて頂きました。

      ありがとうございました

                                                                                                            原田陽二郎
       

      表現することの大切さ

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        JUGEMテーマ:軽度発達障害児

        10月に台風がふたつ来て、夏から秋に季節が切り替わり。
        立冬がきて、一段と朝晩が冷え込むようになってきました。

        今年は温度の変化が急激なので、
        季節の変わり目の体調管理が中々難しいところ。
        風邪をひいたり体調を崩したりという方もいますが、
        元気に日々通所している方がほとんどで、
        今年もインフルエンザ等の流行をしないよう、
        手洗い・うがいの徹底や予防接種の話をしたところです。

        さて、話は変わりまして。
        人は同じ景色を見て、違うことを感じたり、
        違う景色を見て、同じことを想ったりします。
        そして、感じたものをどう表すかも人それぞれです。

        先日、ちぎり絵の作業を行いました。
        普段の作業では確認しにくい色彩感覚や
        表現力を見ることができました。
        ちぎり絵に初めて挑戦という利用者が多かったので、
        写真やイラスト(塗り絵用)を下地にしました。

        その中に農作業を行っている北山や柚野の風景も入れたのですが、
        今年の2月に雪が降った北山の風景に、
        利用者のTさんは北海道のようだとその写真を下地に選びました。
        雪の風景になるのかと見ていると、使い始めたのは緑や黄緑。
        おやと思ったものの、最初に写真通りでなく、
        ただのアウトラインに使うぐらいでもいいと説明してあったこともあり、
        そのまま見ていると、川ができ、花が咲き、山ができと、
        しっかりとした風景が出来上がりました。

        Tさんのその日の作業時間は半日だったため、
        完成は翌日に持ち越しになりましたが、
        そのまま柚野の菜の花の風景でも綺麗な風景を作っていました。
        実際の風景ではないそうですが、自分の中にあるものを
        こんな素敵な絵という形で表現できるのは、
        美術の成績がよくなかった私としてはうらやましい限りです。

        IMG_8545.JPGNEC_0401.JPG

        また、Tさんは自分の気持ち・感じたことを
        言葉で他の人に伝えることもできます。
        楽しかった、難しかった、不安だ、好き嫌い、苦手といった
        簡単な表現は口にしやすいものですが、
        多くの利用者はどこでそう感じたのかという部分を中々言葉にできず、
        聞き取ることが難しかったりします。
        その点、Tさんは理由をつけて発信することができます。
        その分、改善や対処がしやすく、本人にとっても
        安心して作業に集中できる環境を整えやすくなっています。
        本人の意見・要望が必ずしもそのまま通るわけではありませんが、
        わかっていれば対処したり回避したりできることもあります。

        周りが察することをやめていいというわけではありません。
        しかし、本人からの発信も大切なことです。
        伝えることの大切さ、そして、誰にどう伝えればいいのか、
        それらをNESTの中で学び、就労先でも苦がひとつでも減るよう、
        日々のやりとりの中から支援していきたいと思っています。

                            生活支援員 中村


        IMG_7385.JPGNEC_0439.JPG

         

        本気!

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          フジ化学には、職業体験や、実習などで、様々な教育現場の生徒さんや、
          引率の教師がやってきます。先日も支援学校のグループがやってきました。
          私は、タカをくくっていました。
          『どうせカタチだけの実習、時間が来たら帰る、作業中は雑談かな』と。
          こう考えたのには理由があります。
          生徒さんが一生懸命、集中して職業体験をしている側で、引率教師や保護者が
          横から声を掛けたり、手を出したり・・。もちろんそれは心配するあまりの、
          愛情ある行動だとは思いますが、受け入れ側から見れば、非常に危険な行為です。
          集中しているところに手だしをすると、それが変化点となり、生徒さんの心情は
          乱れ、その結果、しなかったであろうミスをしてしまう・・。また、当然のこと
          として作業が中断するわけですから、作業処理数も下がります。
          工場はいかに良い物をたくさん作るか、パフォーマンスの場です。
          それなのに、サポート役で来たはずの大人たちが足を引っ張ってしまう、こんな
          シーンは幾度となく目にしてきました。
          言い方はよくないのですが、こんな経験から、今回も期待していませんでした。

          しかし実際は違いました。
          作業の前(午前・午後それぞれ)に構内の隅の方でなにやら立ったまま
          ミーティングのような事をしています。聴いている生徒も真剣な表情。
          引率は男性教師 。そして、話の所々で『ハイッ!』『ハイッ!』と生徒の
          返事が聞こえてきます。その後実習するために所定の場所へ移動。
          見ていて、本気度が伝わってきた、非常に緊張感のある一連の行動でした。
           
          また他の日には、生徒さんがルールを守らなかったのか、注意していた場面を
          目にしました。
          このような場合、『〇〇ちゃん、△△したら危ないでしょう〜』といった、上っ面だけの
          はたしてそのような注意が効果があるのか、大いに疑問に感じる注意の仕方をする
          方々が多いのですが、この男性教師は、その生徒を構外で、決して大きな声ではあり
          ませんが、しかし、中で待っている他の生徒が聞き耳を立てれば聞こえる程度の
          大きさで叱っていました。
          (こうすることで中の生徒にも同時に指導ができる(他人の事として受け取らず
          自分の場合はどうだろう、と考える機会を与えている)のだと感心しました)
          これは、私には非常に新鮮に映りました。
          まづ、実習ということは、つまり学校外で、それこそ他人様のお宅で叱るようなもの。
          他人が見たら何と思われるか、という心配はあるはずです。
          しかし、教師が生徒の事を真剣に想っていることはその表情、そして生徒の
          真剣に聞いている態度ですぐに理解できました。
          他人から何と思われようと、私はこの生徒を本気で就職させてやるぞ、と真剣に
          向き合っている、そんな情熱が伝わってきました。
            
          事なかれ主義、甘やかしのはびこる福祉の現場で、今回のような教員がいるという
          発見はとても頼もしく、教師の本気度が伝わってきた一場面でした。
           
          今までは私たちをお手本にしてくれてたら、と思っていましたが、ノウハウが伝わり
          逆に私たち就労支援事業者の出る幕がなくなってしまわぬよう精進・切磋琢磨せねばと、
          私自身心が引き締まりました。
           
          『叱るは、相手のことを思って。怒るは自分のことを思って』
          そんな違いがはっきりと分かった出来事でした。
                                                                                               赤池 


                                                                         
           
          JUGEMテーマ:軽度発達障害児

          −信頼と共感−

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            JUGEMテーマ:軽度発達障害児

            「信頼と共感」というテーマを『障害者の就労支援をめぐって』(平成225月)社長の発表資料を読んで、まとめてみたいと思います。
             
             まず一読して感じたことは、遠藤社長がフジ化学の操業時から障害者就労支援に到った経緯を知り社長自身の熱い思いを感じました。 また、社長自身の経営理念としての基本的考えに大変に共感を抱きました。
             
            私たちは、何気なく障害者と呼んでいることに! もしかして人を見下すような差別感覚が潜んでいる…。
            確かに無意識の中に、そんな感覚が誰にもあるように思います。
            私の生まれ育った故郷を思うと、当時の田舎も確かに町のほとんどの人が貧困生活であるのに、隣の部落はこうだ!こっちは違う! そんなお互いの差別意識がからんで争いまで生じていたことを思い出します。  
             
            これは一部の人が障害者を見下した目で見るように! 私たちの心の内にある差別の心が、知らず知らずのうちに地域や社会そして家庭にも反映している!と、そう感じます。 まさに親から子へ、又次の世代へと流れる歴史の中で、悪しき差別感覚が受け継がれ、差別を生む。そこには心の貧しさを表明している社会の悲しい現実も見えてきます。そして、そこには地域社会の繁栄を逆行させる根源があるようにも思います。
            しかしその対極にある信頼や思いやり、そしてお互いに助け合う生き方に根ざした厳しくも温かい地域社会の現実は、それこそ共存共栄の基盤になってきたように思います。
             
            また私が最も共感したのは、共存共栄の基盤となる社長の「相互扶助」の“地域連帯の生活スタイルに立った社会の在り方”について述べている所です。たしかに一昔前の田舎の生活は、農繁期には家族が総出となり、また近隣の衆たちとの共同作業があり、遊んでいる人なんか誰もいない! “みんなが役割を持ち” “誰一人ムダにしない” お互いが「働かざる者食うべからず」の意識に立って働いた!そんな誰一人もムダに扱わない、むしろ厳しい生き方に参加させた社会こそ自立を成し遂げる要因だったような気がします。
             
            ココロネの出発の原点が、かつての地域で繁栄していた共存共栄という、すべての人が自身の役割を持ち・苦労の中に生きがいを見いだし・その人にしかない力を発揮する・共に生きる中で一人ひとりが持った可能性を引き出し、互いに“厳しい関わり合いの中で自立した社会” “その理想とする考えに裏付けされた理念”は、強い説得力を感じます。
             
            この原点を基盤に障害者の方たちの眠っている能力を引き出していく!一見目立たぬ地道な作業かも知れませんが、人を大事にするという“繁栄の地域社会”の創出は、この基調な一歩一歩にあるのかも知れません。そして、この事業の発展こそ彼らが、一社会人として自立へと立ち上がり!自分がいかに周りの人の役に立っているか!その自覚と責任が喜びとなり、また生きがいへと繋がり、人間の可能性を証明する立役者ともなっていくのではないかと思います。
             
            そう思うと、就労支援事業はなんと理想的な事業か!また地域の繁栄に貢献する、なんと尊い取り組みなのだろうかとの、思いがこみ上げてきます。 そして私自身もそれに携われる事に、喜びと感謝の心が湧いてきます。
             
            今、私自身は自立支援の仕事については未経験の素人で不安材料は多々あります。しかし、これまでの経験を生かし、就労支援に必要な資質と知識を早く身に付け、一から学ぶ姿勢で前向きに努力してまいりたいと思います。
             
            また、社会に出ると必ずぶつかるのが人間関係だと思います。
            まだ小学校の時代から人間関係に悩み、社会へ出ればまた同じ石につまずく、それこそ人間関係は、常に人生に付きまとう問題だと思います。この…、人との関係を、どううまく築いていくかは社会生活の重要な課題だとも思います。
             
            以前、私がかかわってきた友人の障害者の方がいます、彼が、ある就労支援施設で移行支援の訓練を受けていた時、そこの職員とケンカになって中途退所したことがあったと聞きました。 ケンカになった理由は割愛しますが、いずれにしても訓練する側、される側は別にして、そこには人間対人間の信頼関係が乏しかった、そういう印象を受けました。また最近では、現在通っている就労支援施設での人間関係にいやな事があって一度休んでしまったとの事でした。その内容は、職員の中にどなりつける人がいて、まるでイジメてるような態度がいやだった!との事でした。
             
            私は、その話を聞いて難しい現実を感じました、訓練する立場の側とされる側の思いは、どうしても大きなズレが出てくる、そのズレをどう埋めるかは信頼という関係にあるように思います、その信頼の根底には、訓練する側に一人を大事にする理想的な精神を持つ、度量なり、相手を思いやる器の大きさや、忍耐力、そういった利他の精神から生まれる人間力、そういったものをいかに身に付けていくかが大事になるではないかと思います。
             
            職員自身の自己啓発の不断の成長は、信頼関係を築く強い意志が生まれ、必ず言葉や、行動、振る舞いとなって現れるはずです。それがあってこそ、様々な問題を忍耐強く良き方向へと改善させる原動力となってゆく!そのように思います。
             
            社長が理想とする支援事業の在り方、そして二十一世紀の相互扶助の在り方の思いを根底に、希望あふれる支援事業の開拓に私自身も、少しでもお役に立っていけるよう自身の成長に取り組んでまいります。
            そして、事業の発展が私たち自身の中にこそ!あるとの誇りを持てる仕事に取り組んでまいりたいと思います。
                                
                                                              
             原田陽二郎
             
             

            −障害者雇用マニュアル コミック版を読んで−

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              JUGEMテーマ:軽度発達障害児
              私自身、障害者というと、そのかかわり方は、少しでも手をさしのべ、手助けをしていく、ただ守るべき存在としての“人”でありまた、その手助けを専門的に担っているのが福祉といった、漠然とした知識だけでした。しかし、この本を読んで、福祉事業の在り方や、障害者の社会的存在が、単なる福祉サービスの対象者ではなく、健常者と変わりなく働き、自立した社会人として、社会貢献の役割を担った、価値ある“人”としての位置にある、そのことを改めて理解することができました。
              この本は、具体的にまた、専門的に誰もが理解できる、障害の特性をとうして、わかりやすいストーリで書かれているため、私にもよく理解ができたと思います。
               
              1. 『精神障害者と働く』の本では、「統合失調症」「うつ病」の疾患をもつ特性を読んで、改めてこの疾患のもつ症状を認識しました。
              私の知り合いに「統合失調症」の人がいます、その彼との長いお付き合いのなかで、知ったことは、この疾患は、一時の妄想に振り回され、自分自身も身近な人にも、危険にさらしてしまう!そんな怖い部分を持っている、そんなことも感じました。私自身、彼との付き合いのなかで、何度も異常な暴言・怖い妄想・そして死・を感じさせる行動に、自分までが、神経を病むような心境になり、何度も心が混乱する経験もしました。
              精神障害とは、常識が通用しない面や、安易なかかわりは、当事者、また身近な関係者を巻き込む危険な一面を持っている、ある意味、障害の特性を知り、こちらに覚悟の思いがなければ、その個人の資質や個性をのばし、可能性を引き出す作業は、本当にむずかしい取り組みだと感じています。
               
              しかし、そのかかわりこそが…! 実は、人として人生の意味を教えてくれる!こちら側に生きる意義をあたえてくれる存在であり、自分に大きな力と成長をもたらしてくれる!そういう関係だとの認識も感じてきました。
               
               また、うつ病については、いつ誰もがなってもおかしくないストレス社会の象徴のようなは現代病といわれていますが、以前勤務していた会社でも、かなりの人がこのうつ病で退職したり、また、長期休暇をとったりと、身近に見てきて、多くある疾患として理解していました。
              私の知り合いにも、うつ病、そううつ病の方がいます、私が驚いたのは、そううつ病の女性の方で、初めて会話した時のことを覚えています、おしゃべりで、明るく、楽しそうに笑う笑顔に若い力を感じました。その後、何度か、かかわりのなかで、この人があの時の“人”なの!?(まるで幽霊のように黙り込んだ暗い顔)と思えるぐらいの“違い”に戸惑うというより、人違いかな!と思ってしまった程、その変化に…  あゝ!これが病気なのだ!との認識をしました。 当時は、この人とのかかわりの中で “いまは”どういう状態なのか…? 心のアンテナを張り、接していかなければ、会話もなりたたない!声をかけるにも気をつかい、思いやりをもって接してきた私自身の、その時の経験が、これまでの人とのコミュニケーションに大きく役にたちました。
              相手に元気になってもらいたい!と励ましてきたそのことが、逆に自分を元気にしてくれたような!不思議なものを感じます。 そんな体験が、自分の大事な人生経験ともなってきました。
               
              いずれにしても、障害のある方を自立させるということは、大変な作業だと思います。自立の訓練は、こちら側の強い意志・忍耐強さ・強い姿勢が必要だと思います。自分自身の成長が、相手の可能性を引き出す力になっていくことを思えば、私たち自身が常に自己啓発に取り組み、進化、成長していかなければならないと感じます。
               
              1. 『知的障害者と働くと発達障害者と働く』について。
               
              企業に働く多くの人のなかで、発達障害の疾患と同じような特性をもって悩んでいる人がかなりいるのではないか?と、思いました。精神的に疲れを持った時や、大きな悩みにぶつかった時、心が追い詰められている時、精神が萎縮してしまい、人は、往々にして、このような精神状態になりがちだと思います。 私自身、身近な人にこれらしき人と出会った経験もありましたが、その時は、単なる変わり者! それこそ、まわりのことにまったく意識がいかない・脳の視神経が途切れたような・まるで俺は人間やめてます!といった
               
              あきらめの態度なのか! それとも人格の欠損なのか! まったく理解できない、 そんな人だったような記憶があります。
               
               私たちは、普段“変わり者”として見ている人たちのなかには、実は障害者なのか?判断の付かない存在の人が多いように思います。
              障害に近い存在なのか? それは、個性なのか?あるいは障害なのか?は、専門的分野の判断ですが! 
              いずれにしても、単なる変わり者として避けて通るべき、いやな“人”でしかなかった人たちを、違う視点で見る、これからは見方を変えなければ、とも思うようになりました。そういう方たちの存在を見守り、かつ適正にかかわる意識を持つことを根底に、社会生活をおくる、これは、障害者の自立支援にたずさわる職員としての課題だとも感じました。
               
              いずれにしても私たちがその症状や特性に敏感に反応し適性な対応ができるかが、大事なポイントだと思います。相手が障害者であろうが、強い個性であろうが、また、異質な精神の持ち主であろうが、そのことを知ることと、適正な対応ができることとは、別次元の問題だと思います。見分ける力や知識をいくら身に付けたとしても、解決にはならないことは誰もが思うことだと思いますが…。
               
              かかわるこちら側が、いかに自身の成長に磨きをかけているか!自己啓発にどう取り組んでいるかが…! 支援事業の前進と発展につながる大事な“カギ”だと感じました。
               
              相手の立場にたって考えられるか! いかに心くばりができるか! 積極的に行動できるかは、やはり我々が “人”としての人格を磨き、心を豊かに、感謝のこころを持った自身をめざし、常に自分を磨く作業に心をくだいていく、その生き方のなかにこそ、自身の成長があると思います。 
               
              インドの独立に戦ったガンジーの言葉に「人生にとって他の人ために苦労する以上の満足はない!」と言ったように、障害者自立支援事業は、相手に手をさしのべ、心を触発し相手に喜びを与る。この精神が 逆に自身の喜びにつながり、さらに周りに還元し自身の原動力になってゆく…! なんとも自身の生きがいにもなってゆくありがたい職業だと!そのように思います。また支援活動そのものがこのサイクルを広げゆく要素であり人も企業も社会も繁栄していく道だと思えます。

               
              最後に障害者の方を自立へと育成する仕事は、常にかかわる職員一人ひとりがキーパーソンだと思いました。
              今後、障害者の方が一人でも多く社会へと自立できるよう、主体者の自覚をもった職員として一歩成長してまいりたいと思います。
               
              そして、この先、障害者の方を根気よく見守り、根気よく成長への触発を送る!そして自分の役割に自覚を持つ、その啓発に少しでもお役にたてる職員となれるよう努力していきたいと思います。
               
                                                             原田陽二郎

               

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