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    • 2019.06.21 Friday
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    積み重ねてきた努力

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    JUGEMテーマ:軽度発達障害児

     昨年、私たちNESTの職員と利用者は富士市・富士宮市が開催する
    「障がい者 就職面接会」へと参加を致しました。

    富士市の開催が10月でしたので、早くも3ヶ月が経とうとしています。

    この就労支援センターNESTの訓練の中で、就労面接会へ向けての
    SST(ソーシャル スキル トレーニング)を何度も実践し、面接時の
    入退室・あいさつ・受け答えや椅子に座る姿勢や立ち振る舞い、
    履歴書の書き方などを私たち支援員も勉強をしながら利用者の方と
    一緒になりトレーニングをした日々が懐かしく思います。

    その彼らも、12月と今月に早くも4名の方が新たな職場へ巣立って
    いきました。

    その日を迎えるまで、企業実習などを2週間程行い勝ち取った結果
    です。

    緊張や不安がたくさんある中、覚悟を決めて就職先へ向かう姿は
    とても逞しく見えました。



    企業実習や、就労した後の不安を解消するための会議を行ったりと
    心配することなく仕事が始めれるようにサポートをすることも多くなり、
    就労支援員としての経験が浅い私は、勉強の日々でした。

    就労面接会から企業実習を経て、問題なく入社日を向ける者もいれば
    1つ1つの問題をゆっくり解決しながら入社日を向けた者もいます。

    企業実習などで、企業の方々と私も話をしますが「一生懸命だよ」という
    言葉が印象に残りました。

    時には躓くことや、立ち止まることもありました。しかし、一生懸命に仕事
    をしようと前に進んで歩いている姿がありました。

    訓練の時には見ることの出来ない、「本気」を見せてくれたように私は
    感じました。

    入社をしたら終わりではありません。

    やっと勝ち取った雇用です。これから先ずっとその職場で働いてもらい
    たいと願います。

    これから何人もの方が、自分の働く場所を見つけるために様々な挑戦を
    していくものと思います。

    彼ら1人1人のサポートできるよう、私も努力をしていかねばなりません。

    私も学生時代を終え初めての就職の時、不安と緊張で押し潰されそうに
    なったことを覚えています。
    彼らもまた同じ気持ちであることも、姿を見ていると解ります。
    この先職場に慣れてきたころに起こるであろう問題もあるでしょう。

    彼らが楽しく生きていけるために、私も全力で彼らを応援したいと思います。 

                                                                            就労支援員 森田

    就労支援センターNEST
    就労継続A型 就労継続B型 就労移行
    http://www.nest-cocorone.com/
    〒418-0022
    静岡県富士宮市小泉413−2
    TEL:0544-21-9000 FAX:0544-21-9071


    KYT(危険予知トレーニング)

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    JUGEMテーマ:軽度発達障害児


    NESTでは、ほぼ月に1度、土曜の開所日があります。
    通常とは異なり、半日の開所となりますが、
    SSTや防災訓練等、普段と少し違った訓練を行ったりします。

    19日(土)は危険予知トレーニングを実施しました。

    クリーンブースまでの移動時は道路を暫く歩きます。
    またクリーンブースのある倉庫では、フォークリフトやトラックが動いており、
    手洗いや移動時などどうしても人と車両との動線が交差する部分があります。
    実際の就労・実習先でも敷地内でフォークリフト等が通る会社もあります。
    危険回避がきちんとできることも、就労には重要な条件となります。
    危険を知り、危険を回避することができるようにという訓練が危険予知トレーニングです。
    1年ほど前に同様のKYTを行いましたが、初めて受けた利用者も多く、
    真剣に話を聞き、メモを取っていました。

    実際の道路を移動時の注意を受けた後、倉庫へ移動。
    倉庫入り口での安全確認の指導後、倉庫内でフォークリフトについての説明を行いました。
    フォークリフトの免許を取得している利用者に実際にフォークリフトを動かしてもらい、
    実際のフォークリフトの動きやその時の危険性の説明を行いました。
    また、実際にフォークリフトに乗って死角となる部分を確認することも行いました。

    CIMG1227.JPG



    その後、多目的室で危険について、危険予知の大切さを説明し、
    図や写真を使って実際に危険を考えるグループディスカッションを行いました。

    フォークリフト2台のイラストで、通行者やフォークリフトを運転していた場合を想定し、
    その状態から予測される危険を考え、話し合ったり、
    駐車場の写真を使って、その場にいた場合、どのような事態になるか、
    どんな危険があるかを話し合いました。
    自動車がバックして出てきた時、確認せず急に出てきたら運転手はどう思ったかなど
    実際の話もあり、より具体的な注意喚起となりました。

    CIMG1252.JPG


    少し前からメモ帳を配り、普段から意識してメモを取るよう指導するようになりました。
    今回、利用者たちにそれぞれ大事だと思ったことをメモに取るよう指示しました。
    説明に用いられた図から綺麗にメモを取っている利用者もおり、
    後日の再確認として、利用することも意識させていきたいと思います。

    指導の場ではついこちらからの説明のみになりがちですが、
    問いかけて考えさせることで、より本人たちに身につくことも多くあります。
    大切なことをより効果的な方法で伝えられるよう、
    こちらも成長していきたいと思います。

                                          中村



    就労支援センターNEST

    〒418-0022
    静岡県富士宮市小泉413−2

    新規訓練「植物管理」の紹介

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    JUGEMテーマ:軽度発達障害児

     NESTでの訓練作業取り組みのひとつに「植物管理」があります。
    はじめた目的は、”安定した継続通所”でした。
    B型利用者Kさんは、人より何十倍も疲労を感じてしまうことから家でごろごろ
    してしまう傾向がありました。
    Kさん自身「これではダメだ・・・身体がダメになってしまう・・・という危機感もあり、
    チームミーティングを開催して”Kさんが進んでやりたいこと探し”を検討しました。

    当時は作業を継続することでさえままならない状態でしたから、細かい作業意外が前提で、
    「植物管理」がいいだろう!と全員一致でまとまりました。
    さっそくKさんに「植物管理」の訓練についてやってみませんか?と問いかけたところ・・・
    Kさんの母親がガーデニングを若い頃からやっていて、Kさん自身も、それならできそうだ!
    と前向きに取り組むことになり、母親が花の苗5種類(30本程)をもたせてくれました。

    そして迎えた訓練初日は、平成24年11月13日でした。
    今年になってからのKさんは体調も少しずつよくなったのか、訓練作業を午前と午後に
    実施する日が3日間に増えました。
    よって、植物管理は月曜日のみとなりました。当初の目的であった
    ”安定した継続通所”は成功したようです。が、気を抜いてはいられません・・・

    日々、体調変化をするKさんなので訓練作業が継続できるようにバックアップすること・・・
    もし、また植物管理が週4日になってしまったとしても無理がないように又訓練作業に
    復活できるよう支援をしていきたいと思います。

                                                      『花咲かせ隊 土屋』


    ※ ※ ※  訓練内容を写真で紹介します  ※ ※ ※

    その1.JPG
    ☆山?を開墾し花壇を作り、お母さんからいただいた苗を植えました.

    その2.JPG
    ☆花の名前をイラストにしてアピール!

    その3.JPG
    ☆チューリップの球根を植えたプランターへメッセージでアピール!

    その4.JPG
    ☆春はまだまだ先なのに・・・芽が出てきました!

    その5.JPG
    ☆雨の日には気に入った植物の絵を書いてみました.

    その6.JPG
    ☆オリジナルカレンダーは自作のイラストです.




    就労支援センターNEST

    〒418-0022
    静岡県富士宮市小泉413−2

    『障害者神話をのりこえ21世紀型の相互扶助社会へ』感想レポート

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     就労支援センター
    NEST立上当初より、更に言うならば有限会社フジ化学在席時より障害者支援に携わらせていただいております、NEST上野です。

    NESTホームページ『資料集』にも掲載されております上記タイトルの文書はココロネ株式会社設立1周年記念行事の際に弊社社長遠藤が基調報告としてまとめたものであります。

    社員の殆どでさえも知ることの無かった過去の取組について、また当時の社会動向を併せて把握できる貴重な資料です。

     幸いな事に私は社長の傍で仕事をさせていただいた事もあり、また有限会社フジ化学においては、障害者職場定着推進チームの一員としての業務を担っていた経緯も手伝い、社長より直接複数回に渡り創業当初のいきさつから、知的障害者雇用の取組みの経緯、苦慮された事、喜び等々を聞かせていただいておりました。

    改めて文書となった物を読ませていただく事で、今回レポートを提出させていただく運びとなりました。

     
                            

     有限会社フジ化学は主に自動車部品の鍍金加工を営む会社であります。鍍金工場での作業がオートメーション化を図る事により、今日のような正に障害者多数雇用事業所となり得たわけですが、そこにおいては、『気付き』と知的障害を持った方達に対する『適正な評価』の成果があると感じずにはいられません。

    社長の周りに、知的障害者を支援されておられる方がいらしてアドバイスを受けられた事も今日につながる大きな要因であるとも社長は振り返っております。その通りだと感じます。

    現在、障害者雇用に取り組まれようとされている企業様においても、そのようなチャンスが生まれる事で、更なる障害者雇用の機会は増えていくのではないかと感じます。私達就労支援施設の職員の働きによって、企業様が安心して障害者雇用に取り組んでいただけるとしたらこんなにやりがいのある仕事は他に無いと思います。

     

     有限会社フジ化学における社員教育は、健常者も知的障害者も関係ありません。ルール・マナーを守って仕事をする事は全ての作業者に必要とされている事であります。

    だとするならば、健常者だから、知的障害者だから・・・の区別は必要無いはずであり、『誰もが分かり易い』という工夫により5S活動を軸として社員教育を展開する事により、生産の効率を上げる事、安全を確保する事、円滑に人間関係を構築する事等々が図れ、そういった教育を受けたフジ化学の社員は自立している社会人であると感じます。


     

     有限会社フジ化学から始まった障害者雇用は、次にココロネ株式会社による障害者就労支援と進展していくわけですが、ここにおいても軸となるものに変りはありません。

    就労支援センターNESTにおいても今後更に5S活動を軸とした支援を展開して、ひとりでも多くの一般企業就労者を巣立たせたいと強く思います。

     

     健常者と障害者の区別無く・・・という発想の原点はそれぞれの社員の可能性を見極める目を持っているかどうかだと感じます。

    どんな事ができるのかだけでなく、どのようにすればできるのか、常に『可能』となる方法を探っていく事により『区別なく』という考え方が確立するのではないでしょうか。

    先ずは冷静に観察する事。どのような言動をするのか。何故そうするのか。そこから次へのヒントが生まれるはずです。

    適正な評価が可能になるはずです。

    人は誰も適正に評価されれば、それ以上の力を発揮したいと努力するものではないでしょうか。

    フジ化学においては皆が適正な評価を受けている事により最大限の能力が引き出され、皆自信に満ちた表情で活き活きと仕事をしております。

     
               

     就労支援センターNEST利用者の皆様にも同じような表情で社会に飛び立っていただき、企業様の貴重な戦力となっていただける事を願います。


    レポート 〜基調報告〜

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      JUGEMテーマ:軽度発達障害児

      新年明けましておめでとうございます。就労支援員の森田です。
      本年もどうぞ宜しくお願い致します。
      F1010143.JPG

      我がココロネが、就労支援センターNESTと名を変えてから早くも3ヶ月が経ちました。
      当社の社長が以前にまとめた基調報告として「障害者神話をのりこえ21世紀型の相互扶助社会へ」と題し記した基調報告があります。
      当社の社長が現在の就労支援センターNESTとするまでの永きにわたる経験を基にした思いでありますが、「障害者雇用」の在り方について今一度振返るために必要なことが凝縮されているものと感じています。
      私たちは就労支援センターです。就労継続A型・就労継続B型も含み運営を行っておりますが、その他に「就労移行」とし一般企業への就職を目指す方々を就労へ導くための支援を行う場所があります。
      ココロネの移行支援の支援サービスが始まった当初に入所した方も、そろそろ2年を迎えようとしています。この2年とは就労移行支援のサービスを受けられる最大の期間であります。
      この2年間に私たちは彼らを一般企業へ就職させる使命があります。
      しかしながら、現実の社会を冷静に見ると「障がい者雇用」にどれ程の関心や期待をお持ちであるのか、正直不安を抱いております。
      「障がい者」というだけで「大きな壁」・「不安」・「恐怖」といった感情を、言葉にこそ出されてはいませんが若干お持ちのようです。基調報告から言葉をお借りするとしたら『ギャップ』となるかと思います。
      障害とは様々なものがありますが、突然に騒いだり・走り出したり・・などといった奇怪な行動をとることを想像されているのでしょうか。

      今現在、当施設で就労移行の支援サービスを受けて訓練をしている方々は、あくまでも一般企業への就労を目指す戦力になるための人材です。
      今までに障がい者と呼ばれる方々との経験・体験をしたことがないために不安や心配を持たれるのは当然のことです。しかし、彼らは私たちと同じ人間で、社会で共存するための権利を持った人たちです。

      障害を持った人たちが就労に定着するまでにはそれは長い期間の日々の積み重ねは必要とされますが、「できない」のではありません。長い目で彼らの成長を見守ることが必要とされます。

      仕事が覚えられなければ、工夫をしてあげることで彼らは私たちよりも優れた力を見せてくれます。
      私たちは日々企業の戦力になると考える人材を育てています。これも社長が記した中に同じ言葉があります。「人づくり」です。人づくりとは人を育てることですが、日々の訓練の支援の中で彼らから教わることも多々あります。
      支援員が障がい者を戦力として育てることは責務です。ですが、逆に彼らが私たちに教えてくれることもあるので、お互い育てられているように感じることもあります。
      彼らのおかげで私たちも「人」として生きていけるように感じることがあります。

      また就労支援センターNESTの母体ともいえる「フジ化学」から学ぶことも多々あります。

      5S活動(今年からは6S活動に挑戦します)を中心とした活動を現在学びそれをNEST全体に広げ育てています。フジ化学での経験をNESTが学び、育てる。そして私たち支援員も一緒に学び、育てられる。そんな「人づくり」がここにもあるように思います。

      今切に願うことは障がい者雇用に社会(企業)はもっと積極的になってほしいということです。
      新入社員を育てるのと変わりはしません。大事な戦力で会社の宝となってくれると思います。
      利益を産み出す財産になることを願い、日々の支援に取組んでいきたいと思います。

      これまでの取組んできた私たちの支援の結果がでるのは、まさにこれからといえますが日々の努力は必ず花開くと信じております。
       
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      就労支援センターNEST
      就労移行
      就労継続A型
      就労継続B型
      http://www.nest-cocorone.com/
      fax 0544-21-9071
      418-0022
      静岡県富士宮市小泉413−2
      tel 0544-21-9000 0544-21-909

      就労支援員 森田

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