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    平成25年度 自閉症支援講座を受講して(第1回目)

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      JUGEMテーマ:軽度発達障害児

      静岡県発達障害者支援センター主催の『平成25年度 自閉症支援講座』に参加してきました。
      初回は希望者全員が受講できる講座で、昨日は全体で300名ほど受講をしていたようです。
      講座は『自閉症の特性理解と支援の基本』と題して「自閉症とは何か」を学ぶ講座でした。

       
      講師は大阪でNPO法人「自閉症eサービス」の代表中山さんでした。

      多くの自閉症を抱える方とそのご家族との繋がりの中での経験を基に、自閉症の特徴などを話してくださいました。

       
      私も就労支援員として発達障害を抱える利用者さんを通じて、日々『自閉症』という障がいと向き合ってきておりますが、一言に『自閉症』という枠でくくられていても個性と一緒で1人1人違ったものがあります。

       
      ただ共通して言えることもあったり、得意とすることや苦手とすることは存在します。

      それらの特徴を理解し、日々の支援に役立たせようという内容でした。

       

      講座の中で自閉症の方の生活の様子をまとめたビデオの鑑賞がありました。

      言葉が話せない方から、言葉で自分の思いを説明できる方までの様子がそこには記録されていました。

       

      言葉が自分から話せない方は、保護者の方がインタビューに答えるような内容でしたが、高機能自閉症・アスペルガー症候群の方はご自身の意見が話せますので、周囲に普段伝えられない思いをそのビデオの中で語っていました。

       

      『こだわり』というテーマに対してこのような言葉がありました。

      「私たちは、奥の深いものが好きなんです。逆を言えば興味や関心の幅が狭いだけです」

       

      またこんな言葉もありました。

      「気遣いのポイントは人よりズレているかもしれませんが、一生懸命気を遣っているのです。」

       

      相当なエネルギーを使っていることも事実だと思います。

      また言葉が話せない方の様子から学んだ事は、コミュニケーションがとれない分、自分で何とかしようとする。けれど、うまくできない。どのように伝えて良いかわからない。というもどかしさを自閉症の方たちは持っているということでした。

       

      私たちも日々の支援の中でこうした場面に直面する事があります。

      言葉を伝える側にも、言葉を受取る側にも『理解をしてもらえる』ように取組む事の必要性を、当社の社長研修の中で何度も繰り返し学んできました。

      今回の講座でも同じことを言われました。

       

      講座の話の中で「施設側の方々は、早く整理をしたがる」という言葉がありました。

      これも社長研修の中で学んだ事ですが、いろいろな課題をもっている中で結果をすぐに求めてはいけないということです。

       

      510分と時間を延ばしながら、徐々に作業に取組めるように支援する・・など、地道な支援が必要となるので根気強さが支援員には必要であると思います。

       

      また、今回の講座ではもうひとつ『ペアレンツトーク』がありました。

      自閉症の基礎知識を得るためには、保護者はどのように思っているのかを知ることが必要であるということで今回は、大学生になる自閉症の息子さんの保護者の方が大阪から来られ講演されていました。

       

      幼児期から小学校、小学校から中学校、そして高等学校へ進学をされていく中での、お子様との向き合い方や周囲の方々との理解のズレが生じご苦労をされた話しをおよそ1時間伺うことができました。

       

      現在は障がい者へ対しての支援やサポートが行政を含めて幅が広がってきていますが、彼がまだ幼い頃はまだまだ『発達障がい』に対しての理解も知識もない環境であったため、様々な不安を毎日抱えていたというお話しでした。

       

      自閉症のご本人も相当なストレスを抱えながら日々生活をしていることだと思います。ですが、保護者の方はそれ以上に大変な思いや大きな不安をお持ちになりながら日々生活をされていることと思います。

      これだけ社会的に『自閉症(発達障がい)』が知られてきていますが、まだまだ保護者の方々にとって安心して出かけさせられる場所(ご本人にとっては居場所)が少ないのかもしれません。

       
      今回講演いただいた自閉症の方は、中学校入学と同時に進学を目指し支援級に所属しながら一般的な内申を得るため進学レベルの勉強もされたそうです。

      その結果、高等学校を卒業されてからも発達障がいを受け入れる大学(近年増えているそうです)に入学をし、現在は充実した大学生活を送っているとの事でした。

       
      長期の休みになると「何をして過ごして良いかわからない」ため、保護者と喧嘩になることもあったそうですが、就労支援を行う施設などでこの短い時間を利用して訓練するなど「就労」に向けての取り組みもされているそうです。

       
      こうした安心して出かけさせられる場所を提供できるかが、私たち支援者としての課題でもあると感じました。

       
      まだ初回の講座ではありましたが、日々の支援で得た経験と照らし合わせながら、まだ経験のない話まで聞く事ができ大変勉強になりました。

       
      簡単ではありますが、自閉症支援講座初回のレポートとさせていただきます。

                                    就労支援員 もりもり

      就労支援センターNEST
      就労継続A型 就労継続B型 就労移行
      http://www.nest-cocorone.com/
      〒418-0022
      静岡県富士宮市小泉413−2
      TEL:0544-21-9000 FAX:0544-21-9071

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        コメント
        また、もりもりらしく、パワーアップしますね!!
        • N.N
        • 2013/06/05 9:35 PM
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