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【ハイレベル・ハイクォリティ・ルーティン】

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    10傳10冂のプレス品にゴムをはめる「だけ」の作業、されど実際には

    慣れた職員でも1日あたり300個程度しかできない。
    「だけ」と書いたが、ここに秘密があり、工程が単純であれば有る程
    その人の技量が試される。
    1月に取引先から、過去に体験したことのない、200%以上の大幅増産の要請があった。
    ところが部材が揃っていない、つまり【超短納期】であることは受注した時から予想されていた。
    作業担当のY君は一日当たり500〜600個の生産能力だった。
    客先の要求数は800個以上で、毎日発生する200個のショート分を職員がサポートに入り
    当面の間は何とか凌いでいた。
     
     取引先から「うちでも応援する」と連絡が入り、製造工程を見学及びレクチャーを受けたいと
    要請があった。
     その当日に先方の担当者数人が来社し、Y君の作業している様子を見た後、簡単に
    レクチャーを受け帰社して行った。
     
     その時のコメントは
    「あの作業者さん、すごいですねー」
    「一日あたり600個ですかー」といった、
    お世辞も含めた言い方だった。
    その数日後、客先から
    「うちの手先が器用な作業者でも200個が限界でした。これ以上は無理です。」
    「もっと数がこなせると思いました」
    「NESTの作業者さん、レベルが違います。」
    「出来るだけの協力はしますので、NESTで全数お願いしたいです」
    表面上の言葉で褒められるよりも、作業を経験したうえで、利用者さんを心からリスペクト
    した言い方が嬉しかった。
     
    Y君は現在、900個以上をコンスタントに生産している。
    約2か月で格段に生産能力がアップし現在、納品は先行でき、客先の社長自らこちらの
    現場に訪れ、感謝されていった。
    なぜこれほどまでに向上したのか。
    治具の小改良は確かにあった。
     しかしそれは従来行なっているメインテナンス程度さほど影響はない。
     
     Y君は無口であるが、周囲を常に見ている。
     職員は無用なプレッシャーを与えないように、また変化点にならないようにと、増産の件は
    作業者には極力伝えない方針でいた。
    そんな中、職員のサポート頻度や会話から、増産を感じとりその期待に応えたのかもしれない。
    毎日が同じ作業の繰り返しと思われがちだが、毎日が微妙に変化する。
    その中で最大限の
    パフォーマンスが出来るように、職員と取り組んだ結果が実を結んだ。
     


     

     

     

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    限界突破職員赤池
     


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