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    JUGEMテーマ:軽度発達障害児

     

    私たちユニットはS工業へ施設外作業に行っています。
    昨年の9月より4名の利用者の方を同行し3ヶ月が過ぎました。

    S工業での作業はプレートとボルトを組み付けて溶接する作業
    を行ない、完成品の出荷まで大きく4つの工程を平均3名体制
    で行っています。
     
    作業は生産目標を達成するために集中力やスピードが必要になり
    ますが、品質が最優先されます。

    溶接されたこの部品は車にはなくてはならないクッションラバー
    という衝撃を吸収する大事な車の部品の一部になります。
     
    これまで品質トラブルが様々発生しました、内容は( 溶接不良
    ・スパッタ残り・異物溶着・溶接強度不良・溶接部密着不良等々 )

    これらの不良は人的要因というより設備的な要因がほとんどですが
    それをカバーする人的力量で品質と生産性を向上させていくという
    課題が常にあり私達の作業においても同様です。


    S工業で作業する利用者さん達がここで培う能力は一般企業で求め
    られる作業レベルと質的には変わりません、ここでしっかり身につ
    けた経験はその人の基本的な能力として大事な力になっていきます。
     
    新人のHさんはこの作業にたずさわって4ヶ月、今は作業にも慣れ
    同僚ともうまく付き合う様子が会話のなかにもみられます。

    作業に就いた当初は失敗が続き、ある時同僚から厳しい指摘をされ
    たことから、自分はもうダメです!と泣き顔でうなだれ自信をなく
    してしまったことがありました。
     
    Hさんは過去に企業で働いた経験があり他の利用者さんより作業能力
    的には高いはずですが、これまでの彼の人生が、すっかり自信を失わ
    せてしまい不安感に支配され続けた事は彼の身をしばる要因となり

    結果として積極性に欠け一歩遅れる行動が日常様々な表れ方となって
    出てしまうことです。
     
    反対に彼の良いところは物事を素直に受け止めそれを実行に移そうと
    する前向きな姿勢にあります、彼のもっている素直で柔軟な心や同僚
    との関係を大事にする思いやりの気持ちといった心遣いは作業や会話
    のなかにも現れ、周りの人間関係にぬくもりを感じさせる存在でもあ
    ります。
     
    彼がもっている人として必要不可欠な ‘こころね’は企業で働く社会
    人として大事な事柄であり、どんな人も人間関係で悩むといった問題
    を乗りこえていく手段の要素でもあります。
     
    彼の成長と共に皆が日常の作業をとおして未熟な心の幅をひろげ豊かな
    心を育んでいけるよう成長の場にもしていきたいと思っています。
     
    今Hさんは昼休みや休憩時間、通いの車中で色々な話題をふりまき皆を
    笑わせています、時には前向きな意欲を発信するHさんの真剣な言葉は
    周りに良い触発を与えてくれています。
    原田陽二郎


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