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障がい者の雇用と定着率

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    JUGEMテーマ:仕事とは

    離職の分析
     
     障がい者の雇用は飛躍的に伸びています。平成14年は246千人であった障がい者雇用数が、平成25年には法定雇用数が2.0%に引き上げられたこともあり、平成26年度は631千人と大幅に膨らみました。企業が障がい者雇用を進める理由には、社会的責任や信用、法定雇用率を達成する為と企業としてのコンプライアンスが先行しています。本来は一人の労働者として、企業に貢献できる人材として愛のある雇用をされるべきだと思い
    います。
     
     企業が障がい者の雇用を検討する際の課題は大きく分けて次の3つがあげられます。
    No.1 障がい者に対して、適当な仕事が有るか
    No.2 他の従業員が障がいの特性を理解できるか
    No.3 職場の環境、安全面の確保と配慮ができるか
     
     雇用については細かなデータが公表されているが、離職について統計調査はされているものの充分な分析がされていないことは残念で、日本の文化や風土のマイナス面と感じられます。『汚い物にはフタをする』行政的にもあまり知られて欲しくないのかと憶測してしまいます。
     
     障がい者の離職理由としては次の3つがあげられます。
    No.1 会社都合
    No.2 病状・障がいの悪化
    No.3 職場の人間関係
     
     それでは、離職した障がい者本人の理由は何であるのかを3つあげられます。
    No.1 職場の雰囲気や人間関係
    No.2 賃金・労働条件が不満
    No.3 仕事内容が合わない
     
     以上のデータを私なりに分析すると企業側は障がい者雇用は、コンプライアンス上の世間体(体裁)のため法定雇用率の達成としか思えません。雇用された障がい者の離職率は、就職後1年以内が30%で、3年から5年までに50%以上が離職している現状です。これは就職後のアフターフォローが確立されていないことと、障がい者本人が自分に自信を失い仕事に達成感が持てないケースや相談や支援を受ける方法が分からずに離職に到ってしまうと思われます。これは自分たちにも充分に責任を感じ、見直して改善しなければと考えています。


    NESTからのエール
     
     過去3年間でNESTの就労移行支援もしくは就労継続支援B型の利用者は45名が就職しました。(就労継続支援A型での雇用も含む)これは素晴らしい実績であり、利用者ご本人と家族の努力は勿論ですが、ご理解し雇用していただいた事業所にも心より感謝しています。3年間での離職者は16名で29名の約65%が定着雇用が出来ています。私は今年よりNESTの職員になりましたが、利用者の給与・工賃の向上への取り組み、就労までの調整や支援にあたったNESTの職員にも素直に頭が下がります。それはNESTの前身ココロネを創設する際、ご縁が有り申請や請求のお手伝いをさせていただき、福祉とは縁遠いスタッフで果たして就労支援が出来るのだろうかと案じていたことは事実です。創設から7年で、ここまでの実績を残してきたことは、(有)フジ化学のノウハウを活かせたからこその『NESTの奇跡』とも言えます。

     NESTでは就労するために必要な5つ力を身に付ける事を大切にしています。その中でも素直さとハングリー精神については、取り組みの柱として捉えています。職場で受け入れられる【人づくり】、それはまさに『素直さを持って取り組む』『日常的な所作』が大切です。また『もっとお金が欲しい』『もっと稼ぎたい』『より充実した生活を送りたい』という貪欲さを身に付け、そのためには、どうしたら良いのかを就労のキーワードとして取り組んでいます。また日常的な生産活動の中だけでなく、毎月JSTSST(職場や社会における対人技能のトレーニング)といったワークを通しての『学び』や『気づき』の時間を設定し、また車両や事業所内の徹底清掃を実施する等、就労スキルだけでなく社会スキルの向上に努めています。また自分の仕事に自信と誇りを持てるように育て、責任感と達成感を学びます。そして職場を好きになり愛せる事で、職場の仲間や上司にも受け入れられ愛され、自分の職場でスタートができると思います。
     
     就労につながる実習についてもジョブコーチの支援や事業主委託訓練事業、トライアル雇用などの各種制度を企業側と調整しながら進めます。雇用達成してからも職場での人間関係や勤務状況の確認、ご本人のメンタル面の把握をするために巡回指導を実施し、就労されたご本人とは定期的に振り返りの電話連絡や面談を実施しています。状況によっては関係機関での調整会議を開催し、ご本人に必要な支援を検証し、そして役割を地域の社会資源と分担して支援を継続しています。
     
    NESTでは、利用していただいた方との関わりには期限がなく『必要な時に、求められる支援を、丁寧に』をモットーに、今後も実践していきたいと考えています。
     
    就労支援センター NEST
    総合センター長 三浦 豊
     

    コメント
    投稿者がNESTの奇跡だと盛ってくれていますが、私自身も以前はフジ化学を奇跡の職場だと、しばらくはそう思っていました。ホームページ資料集のなかでもそのことについて説明していますが、後に気づくのですが奇跡を起こした訳でもなく、障がい者自信の奇跡的出来事でもないことを気づかされたのでした。ですから私の拙い経験を就労支援に活かせると直感して、NESTの職員へは私の支持どおりに動いてもらっただけなので、決して奇跡ではないのです。私の指示通りに動いてもらったといっても私の指示を全て実行できた訳ではなく10のうち3くらいで、残りの7は宿題となっているのです。それでも10のうち3が実行できたから、投稿者のいう奇跡という実績につながったということです。なぜ奇跡ではないというのかというと、それは障がい者という名前に出来ないという先入観を持っただけで、彼らはもともとの引き出されなかった潜在能力を開花させただけのことだということです。彼らが働けるということを私は知っているのです。自画自賛となりますがNESTで私の指示を10のうち残りの7もすべて実行できたなら就労者数は更に伸びるでしょうし、定着率も更にアップするのではないでしょうか。
    • 自画自賛
    • 2016/06/10 9:55 AM
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