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    特別支援学校先進事例

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    JUGEMテーマ:軽度発達障害児
    学校見学に行ってきました。
    学校なので、やっぱり色んな所が学校なんだよなぁと感じさせてくれます。
    四角いロッカー、予定黒板、見覚えのある懐かしい机・・・などなど



    見学時は作業カリキュラムの真っ最中で何人かの生徒さんに対して
    教師が1〜2名程度で実技のレクチャーをしていました。

    どこの作業室へ入る前に目に入ってくのは「作業入室時の心構え」です。

    フジ化学では何年も前から朝礼の際二人向き合ってチェックしている風景です。
    作業を始める心構えとして身支度を整えて、気を引き締めてが大切だと
    いうことです。
    自由時間から作業を始めるスイッチの切り替えのような儀式、教室へ入室する際に
    神聖なる場所への扉、結界として捉えています?????

      

    作業場では、色々掲示物が貼ってあります。
    NESTでは掲示物は最小限になっているのでとても多く感じました。
    学校教育的な掲示物は必要になるものなので当然数は多いと思います。
    実習での成果や、見学の報告など外部・来客者向けの掲示物は生徒さんたちの
    がんばったことの発表になっていると感じました。

    学校では外部からの来客等出入りが多くなるため、そんな環境でも集中して
    作業できる様にトレーニングしているとのことです。
    「集中して作業する」を目標や課題にする生徒さんもいるそうで、
    わかるような気がします。
    そんな中でも生徒さんたちは慣れてきていて落ち着いて学習できているとのことでした。

      

    校内見学後「掲示物」について質問してみました。
    「本来目に入る情報は少ない方が良い」と先生はおっしゃっていました。
    必要最低限であることが求められていることを感じました。

    私たちが通された相談室はシンプルで掲示物がなくホワイトボードがあるだけでした。
    トラブル発生時や指導が必要な生徒さんへの個別指導の為の空間なのだといいます。
    何もない所で、生徒さんへ視覚から入る刺激を少なくする目的があるとのことです。
    作業環境的な視点で言えば「集中できる空間」と言えるような気がしました。

      

    各作業場では必ずスケジュールの提示がしてありました、日課や工程表であったりと
    分かりやすく表示されていて、フジ化学にどこか似ている感じがします
    整理整頓も勿論行き届いており、物品の住所も明確化されているから部材や道具が
    迷うことなく紛失もない、安全に作業できる環境になっていました。

    学校では安全が確立された教室が作業場ですが、就職し現場となると規模が違ってきて
    比較にならないほどの構造化が求められてきます。

    フジ化学は金属をメッキするための長い長いラインが淡々と動いています。
    そのラインでは多くの障がいを持った方々が普通に作業をこなしていきます。
    そんな中で様々な障がいを持ちながらも戦力として日々働き市場参入していくには
    個別化したワークシステムが要求されてきます。
    障がい特性のいいとこ探しから出てくる「得意なこと」を生かせる職場である事が大切。
    字が読めなくても、数を数えられなくても「私にはこれができる」というものを
    見つけ出して、いかにマッチングした作業配置に当てはめていくかだと感じています。
    学校では実習として現場で試してみることが主ですが、現場ではいかにエンパワーを
    生かしていけるかがキーワードになっているような気がします。

       

    見学で感じたことの一つとして、作業中や廊下でのすれ違いなどではどの生徒さんも大変
    礼儀正しく感心しました。
    礼儀正しくふるまえることは社会ではとても大切なこと、フジ化学の構内でも同じような
    印象を受けますが、フジ化学の中で働く人たちからは企業戦士としての凛々しさが
    伝わってきます。


    学校では、
    認められない、自信がない人たちがいる、できたことをどれだけ評価できるか
    小さな事を、保護者・学校との間で共通理解して褒められるか・・・
    学校から実習で出たときに、どれだけ「ありがとう」を言ってもらえるか・・・
    私もそんな事を思い感じているうちの一人です。

    つい指導者側の人間は「課題」ばかりチェック、見つけては何とかしようとする、が
    そうではない、その通りだと思います。
    しかし、ついついそうなりがちになってしまいます。(深く反省)

    NESTでは、
    障がいをもった方々が自信をもって働いています。
    朝礼や日常の中では皆の前で褒めてもらってモチベーションアップしている人もいます。
    自分たちが手掛けた部品が市場にでて行き製品の一部となって認められています。
    そんな皆さんをスゴイと思うし、誇りに思っています。

    学校見学をしてみてフジ化学の土台が見えたような気がしました。



                                   『花咲せ隊』土屋
     

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      コメント
      我が子も支援学校に通いもうすぐ中学二年になります、この一年でずいぶん成長したと感じています、少しでいいです仕事や出会いに生きる喜びを願います。
      • 黒岩 剛
      • 2015/03/18 8:30 PM
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