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    −信頼と共感−

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      JUGEMテーマ:軽度発達障害児

      「信頼と共感」というテーマを『障害者の就労支援をめぐって』(平成225月)社長の発表資料を読んで、まとめてみたいと思います。
       
       まず一読して感じたことは、遠藤社長がフジ化学の操業時から障害者就労支援に到った経緯を知り社長自身の熱い思いを感じました。 また、社長自身の経営理念としての基本的考えに大変に共感を抱きました。
       
      私たちは、何気なく障害者と呼んでいることに! もしかして人を見下すような差別感覚が潜んでいる…。
      確かに無意識の中に、そんな感覚が誰にもあるように思います。
      私の生まれ育った故郷を思うと、当時の田舎も確かに町のほとんどの人が貧困生活であるのに、隣の部落はこうだ!こっちは違う! そんなお互いの差別意識がからんで争いまで生じていたことを思い出します。  
       
      これは一部の人が障害者を見下した目で見るように! 私たちの心の内にある差別の心が、知らず知らずのうちに地域や社会そして家庭にも反映している!と、そう感じます。 まさに親から子へ、又次の世代へと流れる歴史の中で、悪しき差別感覚が受け継がれ、差別を生む。そこには心の貧しさを表明している社会の悲しい現実も見えてきます。そして、そこには地域社会の繁栄を逆行させる根源があるようにも思います。
      しかしその対極にある信頼や思いやり、そしてお互いに助け合う生き方に根ざした厳しくも温かい地域社会の現実は、それこそ共存共栄の基盤になってきたように思います。
       
      また私が最も共感したのは、共存共栄の基盤となる社長の「相互扶助」の“地域連帯の生活スタイルに立った社会の在り方”について述べている所です。たしかに一昔前の田舎の生活は、農繁期には家族が総出となり、また近隣の衆たちとの共同作業があり、遊んでいる人なんか誰もいない! “みんなが役割を持ち” “誰一人ムダにしない” お互いが「働かざる者食うべからず」の意識に立って働いた!そんな誰一人もムダに扱わない、むしろ厳しい生き方に参加させた社会こそ自立を成し遂げる要因だったような気がします。
       
      ココロネの出発の原点が、かつての地域で繁栄していた共存共栄という、すべての人が自身の役割を持ち・苦労の中に生きがいを見いだし・その人にしかない力を発揮する・共に生きる中で一人ひとりが持った可能性を引き出し、互いに“厳しい関わり合いの中で自立した社会” “その理想とする考えに裏付けされた理念”は、強い説得力を感じます。
       
      この原点を基盤に障害者の方たちの眠っている能力を引き出していく!一見目立たぬ地道な作業かも知れませんが、人を大事にするという“繁栄の地域社会”の創出は、この基調な一歩一歩にあるのかも知れません。そして、この事業の発展こそ彼らが、一社会人として自立へと立ち上がり!自分がいかに周りの人の役に立っているか!その自覚と責任が喜びとなり、また生きがいへと繋がり、人間の可能性を証明する立役者ともなっていくのではないかと思います。
       
      そう思うと、就労支援事業はなんと理想的な事業か!また地域の繁栄に貢献する、なんと尊い取り組みなのだろうかとの、思いがこみ上げてきます。 そして私自身もそれに携われる事に、喜びと感謝の心が湧いてきます。
       
      今、私自身は自立支援の仕事については未経験の素人で不安材料は多々あります。しかし、これまでの経験を生かし、就労支援に必要な資質と知識を早く身に付け、一から学ぶ姿勢で前向きに努力してまいりたいと思います。
       
      また、社会に出ると必ずぶつかるのが人間関係だと思います。
      まだ小学校の時代から人間関係に悩み、社会へ出ればまた同じ石につまずく、それこそ人間関係は、常に人生に付きまとう問題だと思います。この…、人との関係を、どううまく築いていくかは社会生活の重要な課題だとも思います。
       
      以前、私がかかわってきた友人の障害者の方がいます、彼が、ある就労支援施設で移行支援の訓練を受けていた時、そこの職員とケンカになって中途退所したことがあったと聞きました。 ケンカになった理由は割愛しますが、いずれにしても訓練する側、される側は別にして、そこには人間対人間の信頼関係が乏しかった、そういう印象を受けました。また最近では、現在通っている就労支援施設での人間関係にいやな事があって一度休んでしまったとの事でした。その内容は、職員の中にどなりつける人がいて、まるでイジメてるような態度がいやだった!との事でした。
       
      私は、その話を聞いて難しい現実を感じました、訓練する立場の側とされる側の思いは、どうしても大きなズレが出てくる、そのズレをどう埋めるかは信頼という関係にあるように思います、その信頼の根底には、訓練する側に一人を大事にする理想的な精神を持つ、度量なり、相手を思いやる器の大きさや、忍耐力、そういった利他の精神から生まれる人間力、そういったものをいかに身に付けていくかが大事になるではないかと思います。
       
      職員自身の自己啓発の不断の成長は、信頼関係を築く強い意志が生まれ、必ず言葉や、行動、振る舞いとなって現れるはずです。それがあってこそ、様々な問題を忍耐強く良き方向へと改善させる原動力となってゆく!そのように思います。
       
      社長が理想とする支援事業の在り方、そして二十一世紀の相互扶助の在り方の思いを根底に、希望あふれる支援事業の開拓に私自身も、少しでもお役に立っていけるよう自身の成長に取り組んでまいります。
      そして、事業の発展が私たち自身の中にこそ!あるとの誇りを持てる仕事に取り組んでまいりたいと思います。
                          
                                                        
       原田陽二郎
       
       

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        コメント
        働かざる者食うべからず!ってことわざは無業者を差別してると思いますけどね
        • 通行人
        • 2015/03/05 8:15 PM
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